1日当たりの視聴回数40億回。YouTubeマーケティングの訴求力

Forrester Research社の報告によると、動画を含めたコンテンツは文字だけのコンテンツに比べてGoogleの検索結果上位1ページ目に表示される確率が、なんと53倍に上がるそうです。わかりやすく視覚や聴覚に直感的に訴えかけることのできる動画はその情報訴求力の高さから、かねてよりマーケティングツールの一つとして認知はされていましたが、この数字を見る限り、企業としても今すぐ取り組むべき必須課題であることが伺えます。

しかし、いざ動画を作成してみようにも、まずは効果的に見せるアイディアや制作のための労力のほうが頭を過ぎりがちです。そこで是非利用したいのが世界最大の動画配信サイトYouTube。

今回は、YouTubeをマーケティングに利用するメリットについて考えてみたいと思います。

メリット①:1日のビデオ視聴回数は40億回、月に8億人が訪れる他に類を見ない動画サイト。
良質な動画コンテンツを作成し、自社のサイトに掲載したとしても、一般企業がWebサイトに集められるアクセス数、そしてそこからの動画視聴数は目に見える範囲といえるでしょう。その点、すでに多くのユーザー数をもつサイトを利用すれば、より効率的です。

メリット②:動画視聴側も配信側もコストがかからない。
お金をかけずに集客する。それがマーケティングアイディアの基本です。時間と人材の確保、そしてアイディアさえあれば、マーケティング予算を気にせず、今すぐ取り組くむことができます。

メリット③:動画の最適化を施すことで、SEO効果が期待できる。
ただし、YouTube動画自体のSEO効果については賛否両論の様々な見解があるようです。詳しくはこちらで書かれた記事を参照してください。

メリット④:様々なデバイスで視聴ができる。
パソコンをはじめスマートフォンや携帯電話、携帯型ゲーム機、家庭用ゲーム機など、さまざまな機器で動画を再生可能な点もYouTubeの強みです。アップロードした動画は、それぞれの機器に対応したフォーマットに自動的に変換されるため、視聴する側の環境を意識する必要がありません。

メリット⑤:ホームページ上や他のソーシャルメディアと共有しやすく、情報が一気に拡散しやすい。

毎週 1 億人ものユーザーが YouTube からソーシャル サイトを利用しています(評価、共有、コメントなど)。

メリット⑥:ユーザー同士のコミュニケーションが活発。
YouTube の 50% を超える動画に、他のユーザーからの評価やコメントがあるそうです。配信側と視聴側双方でコミュニケーションをとれる点も面白く、日本企業では、視聴者投稿型のプロモーションで1,700件の動画投稿、再生回数1437万回に及んだというロッテのガム 「Fit’s」が実施したダンスコンテスト(詳しくはこちらのブログで書かれていますのでご参照ください)が良い事例です。

メリット⑦:ブランド接触機会のハードルを下げる。
視聴者が動画を見ている時間は言い換えれば御社というブランドとの接触時間です。御社の商品・サービスを知るのに、パンフレットや冊子を読むのには労力がいり、億劫になりがちですが、動画であれば気軽に見ることが出来、視聴者にとっては受身でも情報収集ができます。

メリット⑧:Analytics機能を使って解析が行える。
この機能にはチャンネルや動画、視聴者に関するデータや統計情報が十分つまっています。現状どのようなユーザーがどのように、どの動画を、どれくらいの視聴時間でみているのか、そしてどの動画がSubscribe者数の増加に貢献しているのかなど、豊富なデータを分析し、定期的に見直し、改善をしていくことが大切です。

以上のように、YouTubeはFacebookやTwitterに並ぶ3大ソーシャルネットワーキングサービスの一つで、動画サイトとしては他の追随を許しません。苦労して作成した動画コンテンツも、自社サイトのみにおいていたのでは、よほどの有名大手B2C企業でない限り、視聴される回数はそれほど期待できません。そこで、驚異のユーザー数を誇り、他のSNSとの連携に優れ拡散性の高いYouTubeを利用することにより、マーケティングを効率よく行っていきましょう。

動画作成時のポイントやビジネスにおける具体的な活用方法については、近日アップ予定ですので今しばらくお待ちください。

 

(参照元)

ソーシャルメディアマーケティングラボ「 YouTubeを効果的にビジネスに活用するための9つのヒント」

YouTube「統計情報」

SEOmode 「Youtube SEO – ユーチューブを最適化する18の方法」

オルタナブログ「YouTubeにおける企業プロモーション成功事例  Fit‘sダンスコンテスト with YouTube」

CNET Japan 「アクションに至る可能性の高いユーザーが多いYouTube」

Tags: , , , ,

返信する

コメント