AmazonJapanが遂にKindle日本発売を発表!

遂にAmazon.co.jpが日本でのKindle(キンドル)近日発売を発表しました!
http://www.amazon.co.jp

現在、日本に向けてWebサイトのセキュリティ対策関連の電子書籍を製作中(近日発売予定)の弊社としては、大きな追い風となりそうです。
書籍ページ(現在準備中)

やはり気になるのはその価格帯。

アメリカでは、Kindleは$79~売られています。
Kindle Touch 3Gは$149、フルカラーで映画まで見れるKindle Fireでさえ$199で手に入ってしまいます。
ことニューヨークではAppleのiPad以上に、安くて手軽・軽量なKindleが普及しているようで、地下鉄、カフェ、公園と至る所で見ます。
この電子書籍の普及率は、日本からやってきた当初一番驚いたことでもあります。

少し前記事にはなりますが、NIKKEI.comでソニーの電子書籍事業を統括する事業責任者の方のインタビュー記事を拝見しました。下記、印象に残ったこんな場面がありました。

「ソニーは『ハード』から入りますけれど、やっぱりアマゾンさんは『サービス』から入られているなと。端末自体の価格も、先行して低価格を打ち出していった。」 アマゾンはソニーが採用する新技術を取り入れつつも、年々、キンドルの端末価格を戦略的に下げ続けた。キンドルはハード商品ではなく、アマゾンのコンテンツや通販商品を販売するための「窓口」という考え方のもと、端末価格の値下げ分をサービスで吸収するサイクルを生んだ。
(「 ソニーの誤算と成算、「キンドル」迎え撃つ老舗の意地」 2012年4月24日記事より引用)

Kindleをはじめ、アメリカの商品・サービス戦略は、このように「ハード」ではなく「ソフト」で儲けるビジネスモデルを立てていると感じることが多々あります。だからこそ、ハードの部分である電子書籍リーダー自体の価格はとことん下げても、その後ソフト部門の商品戦略、そこからの売上で十分採算が見込めます。一方日本は、世界一といえるほどの優れた「モノづくり」の技術とこだわりがあるにもかかわらず、そのモノの売り方、そこから派生する「サービス」が弱点といえるでしょう。

まだ詳細は発表されていませんが、日本のKindle(キンドル)が本国アメリカの価格帯に少しでも近づけば、日本国内の電子書籍普及に大きく貢献することでしょう。

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