代表挨拶

失敗する人には2種類ある。考えたけれども実践しなかった人と、実践したけど考えなかった人だ。

There are two kind of failure:those who thought and never did, and those who did and never thought.

laurence J. Peter

好む好まないに関わらず我々は情報革命の真っ只中にいます。1994年に世界初のウェブサイトが生まれてからまだ十数年しか経っていませんが、この間ビジネスは大きく変化し、業界地図が大きく塗り変えられたことを私たちは幾度と無く目撃してきました。この現象は特定の業界内での地殻変動ではありません。業界の壁を越えた次元でのイノベーションが起こり、10年前には存在せず、想像すら出来なかった概念やビジネスモデルが出現し今までの常識を破る高収益事業を生み出しています。これはまさにパラダイムシフトが起こっていると言えるでしょう。

弊社サイトを訪れた方は少なからずWebに関心を持ち、その未知なる可能性を如何に自らのビジネスに活用するかを考えておられることと思います。 私自身もWebの秘める未知なる可能性に惹かれこの業界の門を叩き、かれこれ20年近くWebサイトのプロデュースと開発に携わってきました。その間多くの企業の栄枯盛衰を見てきました。 企業Webサイトだけに限って言わせていただきますと、1990年代は「情報発信」がテーマでした。2000年頃には「問題解決の出来るWeb」が求められ、2005年頃になると「顧客ニーズを掴み、具体的な成果の上がるWeb」が求められるようになってきていると感じます。つまりWebは単なる広報媒体から、顧客とのコミュニケーションツールへと進化し、明らかにビジネスの重要拠点に変貌を遂げつつある訳です。先進的な企業であれば間違いなくWebの優位性をビジネスに取り組み経済的な恩恵を得ていると考えていいと思います。

さて、ここで10年後の2021年の御社ビジネスを想定してみてください。仮に御社が現時点では市場のトップランナーであり収益性も悪くないとします。しかし、果たして今のビジネスのやり方でトップランナーの位置や収益性を保ち続けることが出来ると断言出来るでしょうか? この機会に危機意識を持ち競合や新興企業が参入し新しいアプローチでマーケットシェアを奪っていく姿を想定してください。そして御社のライバルが間違いなく打って出てくるのがWeb戦略(情報戦略)になると思います。逆に御社が攻撃を仕掛ける立場でWebを戦略拠点に組み入れる事になるやも知れません。いずれにせよこの激動の時代にWebというものの本質を理解し「深く考え、果敢に実践する」事は事業を成長させるためには不可欠であると確信します。

2011年10月18日
Lotus Web Studios代表
城 誠
Jo Makoto

代表作品