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リーンスタートアップより3倍お得な新規事業立ち上げ㊙レシピ

新規事業はやってみないと判らない部分が多分にあります。今回は新規事業をそれなりの確率で当てる、少なくとも大きく空振りしお金をムダにしない方法をお伝えさせて頂きます。 ここで言う新規事業とは特にスタートアップや新規Webサービスが該当します。そう、頭のなかに漠然としたビジネスアイデアがあってそれを事業化してみたいとそう思っているあなたにピッタリです。それ以外にも企業サイトを運営されているからで検索エンジンからの集客を増やしたいと思っておられる方々にも有効な方法です。インバウンドマーケティングが益々重要となってきていますので、皆様SEOやSEM等Webマーケティングの必要性を感じておられるのではないでしょうか? それでは始めます。 大抵の事業は顧客ニーズの仮説を起点に、そこにどんなサービス、商品を投入すれば上手くいくだろうか?と考えます。そして「こんな素晴らしいサービスです」というメッセージを用意し、システムを開発をするわけです。多少文官や順番は違えど大体この流れでプロジェクトは進んでいきます。 事業アイデア→顧客ニーズの仮定→ビジネスモデル構築→メッセージ作成→システム要件定義→システム開発→テスト→公開→PRマーケティング(集客) 弊社で開発させて頂く案件もこの流れに沿って短いもので3ヶ月、長いものになると1年の開発期間を要します。費用もそれなりに掛かります。サイト公開に向け来る日も来る日もテストや機能改善を繰り返します。そして、満を持してサイト公開、サービスのリリースとなるのですが、何の集客準備(仕込み)もしていないケースでは当然アクセスが集まりません。それが、どんなに高い志を持ったいいアイデアで、システム開発にも時間とお金を掛けていても閑古鳥が鳴くことになるわけです。おそらく、Webサービスをリリースされた経験のある方にはピンとくる情景だと思います。 あれっ、こんなハズじゃ・・・ とこうなるのです。恥ずかしながら私自身にもこういう体験は何度かあります。 最悪の場合そこでその事業には死亡宣告が下されます。そういった即死を避けるために考案されたのがリーンスタートアップという概念と手法です。リーンスタートアップが説くように必要最低限の機能を備えた製品 – MVP(minimum viable product)を作り、様子を見ながら何度も事業転換 – ピボット(Pivot)を重ねて顧客ニーズを発見し、ビジネスの精度を高めていくという方法。これがリーンスタートアップのスタイルです。 イメージ的には当たるまで軌道を調整しながら何発もミサイルを撃つようなそんな感じです。まあ、それはそれでやむを得ない部分があるのですが、ピボットのタイミング、つまり「これじゃダメだな・・・次どうしよう」という判断を下して実行に移すには短くても3ヶ月、長い場合は1年とか数年の時間とお金が無駄になります。スタートアップが潰れる理由は、「思った以上にニーズが無かった」とか、「ユーザーが集まらなかった」とか、「資金がショートした」とか、「競争に負けた」というものです。ここでは説明を省かせていただきますがリーンスタートアップにせよ、それとよく比較されるアジャイルにせよ、開発に投入した金額やエネルギーが大きければ大きいほどその負け戦からの撤退は難しくなり、更に傷口を広げます。まるでギャンブルですね。 【参考】2015年に終了した30のスタートアップとその失敗理由 http://blog.btrax.com/jp/2015/12/24/fail2015/ さて、リーンスタートアップより更にいい方法は無いのでしょうか?これら顧客ニーズの把握や時間と金のムダを最小限にするいい方法はあるのでしょうか? ハイッ、あります! それが、オウンドメディアによるコンテンツマーケティングを起点に事業を始める名付けて「ブログ・スタートアップ®」です。簡単に言えば、システム開発をする前に、集客をしておくという方法です。具体的には取り敢えずターゲットとしている市場に対して事業化したい領域のブログ記事を書きまくること。 例えば、将来冒険や体験をテーマにした旅行サイトを運営しそれをプラットホームにしたビジネスモデルを構想されている場合、通常そのサイトを立ち上げるためには、あらゆる地域を網羅し、カテゴリー等を考え、各地で冒険旅行のガイドができる人を集め、予約決済機能やコメント機能、お知らせ機能や、検索機能まで実に多くの機能を実装させる必要がどうしても出てきます。頑張ってそれを作り上げても次はリスクとしての集客という難題が待ち構えています。その前にβ版ラウンチとかα版ラウンチとかある程度の結果が出るまでに1年ぐらいはかかるかもしれません。そして、大抵の場合はよりインパクトのあるもの完成度の高いものを出そうとしますから公開延長は日常茶飯時になるのです。派手なPRにお金をばら撒けば短期的にはPVは伸びますが、そのやり方は残念ながら長くは続きません。 しかし、ブログを書くだけであれば初期投資はかなり低く抑えることができます。極端な話無料でブログを始めることができますし、プロに依頼して本格的なものを作っても5,000ドルも掛ければお釣りが来るでしょう。 そして、冒険旅行に関するキューレションを兼ねたブログを投稿しまくります。一日一件の記事更新を半年続ければ記事数は200件近くになります、ブログのアクセスは最初は数件でしょうが工夫と改良を重ねていけばそれなりのPVは稼げるようになるはずです。もし、200件の記事を持ってしてもPVが集まらないようであれば、ご本人に問題があるか、市場ニーズが無いと考えたほうがいいでしょう。どちらの場合も絶対に上手く事業化させることはできません。この段階で充分テストマーケティングの結果が得られますし、当該分野に於けるご自身の知見も相当深まっているに違いありません。そして、何よりもご自身が事業にかける熱意が本物であるかどうかの検証も行えます。 それなりの反響がありPVが集まるようであれば「ここにニーズが有る」ということに確信をもってビジネスモデルを考えシステムの開発に着手できるのです。決定のタイミングは人それぞれだと思いますが、少なくともゼロPVから始めるのと10万PVから始めるのとでは影響力が全然違います。マジで雲泥の違いです。10万PVに対してそれなりのサービスを打ち出せばある程度の反響は期待できるのです。 検索エンジンに対する効果も考えてみてください。コンテンツとなる記事がゼロの場合と200本ある場合、「冒険旅行」というキーワードで上位表示させたいのであれば一番いい方法は「冒険旅行」に関する記事を多く持つことです。いわゆる業者がやるSEO対策とかは殆ど意味がありません。Metaタグがどうとかこうとか時間のムダなので業者の話を聞いてもお金は出さないようにしてください。 さて、最悪ビジネスモデルが外れても、PVさえ稼ぐことが出来れば広告とかアフリエイト収入ぐらいは期待できるのです。例えば新野淳一さんが運営するブログ『Publickey』は、月間40万PV前後ですが広告の出稿が上手く回っており、売上も年間で1,000万円以上あるそうです。これぐらいはブログでも可能だという証拠ですね。何か、特別なビジネスモデルを駆使しているというわけでもなさそうです。 【参考】Publickey http://www.publickey1.jp/blog/15/publickey2015.html というわけで、時間が許せはもう少しデータを集めて比較検証してもいいかもしれませんが、私はその必要はほぼ無いと感じています。ブログスタートアップのコストやスピード、そして常に集客に繋がるコンテンツがストック型として残り、永遠(?)に検索エンジン経由のアクセスが期待できることを考えれば、まずはブログスタートアップという選択は大ありだと思います。世の中の変化のスピードが益々早くなり、先行きの見通しが立ちにくくなればなるほど一発勝負のやり方はリスクが高くなります。そして、今ある人気サービスでも始まりはブログのようなシンプルなものだったというケースも案外多いんじゃないかと思います。 最後にどうしてもブログじゃなくてユーザーが投稿するCGM(consumer generated media) じゃないと嫌だというアナタ。特定のエリアに絞った掲示板でもいいんじゃないかと思います。それで、どれぐらいのニーズがあってPVが稼げるかぐらいは把握できますよね。 以上、最後までお読み下さりありがとうございました。

孫正義「eコマース革命宣言」を読み解く

http://recommend.yahoo.co.jp/ec/ 人類歴史の話から始まり、「これまでヤフージャパンは間違っていた」と逆説的に仰った孫正義社長のプレゼン。オチがどう出るのかと興味深く拝見させて頂いきました。 インターネットは本来どうあるべきか?「摩擦係数ゼロ」がテーマ、そして2つの施策。 施策1:無料「全部タダ」 「Yahoo!ショッピング」のストア出店料(初期費用2万1000円、月額費用2万5000円)と売り上げロイヤルティ(売り上げの1.7~6.0%)は、今月から完全無料化。 施策2:自由「ヤフージャパンは囲い込みをやらない」 「ヤフーは間違っていた。Yahoo!JAPANはさまざまな囲い込みをしようという小さな、いじけた心を持っていたが、そういうものは全部忘れる」 水泳を喩えにした「もがくからいけない」という発想。まるでマナ板に乗った鯉をイメージします。 目標:商品数No.1. と国内EC流通総額No.1 革命とは何か? 革命=主役の交代→売り手ファースト。これは正論であるが当然、楽天とアマゾンは意識していると思う。 さて、さて、 ビジネスモデルとしてのオチがどこなのか?この部分を示唆するスライドがここだろうと思います。 物流、決済、ポイント、アフリエイトの「側面支援」。そして広告モデルに軸足を移していくということは想像に難くないでしょう。 つい先日、ブックオフ創業者、現在大繁盛店『俺のフレンチ』『俺のイタリアン』『俺の割烹』などを次々と打ち出しておられる、俺の株式会社坂本社長の講演会を手伝わせて頂きましたが、俺のシリーズは原価率65%でも利益が出るのは、その回転率とお酒にあるとのお話でした。ものによると原価率300%のものもあると仰っていたので、メインデイッシュでは金を稼がず、その他サイドのもので稼ぐというビジネスモデルです。 孫社長は携帯ビジネスをやっておられるので、既に端末本体は無料、月額の契約費用で稼ぐということをやっておられるので、「全部タダ」という発想はチョイスとしては以前からお持ちだったと思う。そうすることによっての出店数拡大と側面支援ビジネスを成り立たせる。ついでに競合他社のビジネスモデルにダメージを与えることは、意図していないにせよ攻撃力を持つと思う。「価格」という消費者が一番判断基準にし易いところを抑えたランチェスターの弱者戦略ですね。 さて、楽天の三木谷社長はどう出てくるでしょうか?「楽天も全部無料」はありでしょうか?やらなければ顧客の流出は避けられないでしょう。流失が始まれば株価が急落し、業績の下方修正を余儀なくされ、その結果更に株価が下がるという負のスパイラルに入ることも考えられます。ヤフーによる楽天買収も無きにしも非ずです。アマゾンの動きも気になるところですが、ジェフ・ベゾスにとって日本は主戦場ではないと思うので、思い切った手は打ち出さないと思います。eBayのときはあっさりと日本から撤退していますので、泥試合は避けるのではないかと思います。 これがドラマであれば、ヤフーと楽天がM&Aでタッグを組んで、ハゲタカ?アマゾンと戦うというストーリー展開も面白いかもしれません。 最後にこの「全部無料」ビジネスモデルを我々自身も選択肢に入れておくべきかもしれません。今、主な収入源になっているサービスや商品をタダで配ったらどうなるのか?弊社の場合、Webサイトの構築をタダでやる。その代わりに月々のHosting費用やマーケティングのサポートは有償でやらせてくださいという感じです。もうすでにそんなビジネスモデルの業者はいますので今更そんなことをやってもインパクトは薄いように思いますが時間を取って考えてみる価値はあるでしょう。 孫社長の仰っていたように「インターネットは本来どうあるべきか?」ということを軸に、自社のサービスはお客様にとってどうあるべきが理想的な姿なのか?その辺りから掘り下げていけば、駆け引きではなく、顧客を味方につけるようなビジネスモデルを生み出せるかもしれません。  

電子書籍、古本、図書館と著作権のグレーな関係

library

ここ数日電子書籍と著作権について調べています。我々は本を買うとき本代なかに入っている著作権料を払うわけですが、この権利が印税として5-10%著作者に支払われるのが通例です。

紙の本を電子化するサービスや、それを自分で行う「自炊」というのがあります。ここで著作権はどうなるのでしょうか?というのが面白いところです。

著作の本体は電子化され、元の本は「裁断本」としてオークションに流れていたりします。個人使用に関する複製は法的に認められているようですが、不特定多数に販売しようとする行為は「貸与権の侵害」に当たるそうです。著作権者側からすると、著作物が物理的に2つに別れる。つまりコピーされると取れたかもしれない著作権料が取れなくなります。だから「コピーするな」というのはよく解る論理です。

不可能を可能にせよ!~幻のキノコを生む会社~

kinoko

「見つけた人は、舞い上がる」という “幻のキノコ”マイタケ。香りがよく、歯ごたえがあって、味が上品なのが特長だ。マイタケは山奥で気温や湿度などが、ある一定の条件になったときだけ現れる。そのため、人工的に大量生産することは不可能とされてきた。
この“不可能”を可能にしたのが、雪国まいたけ社長の大平喜信だ。貧しい農家に生まれ、中卒で働きに出された。いくら働いても、暮らし向きは楽にならなかった。大平は自分の人生を変えるため、だれも実現できなかった“幻のキノコ”の量産で大儲けしようと決意する。
自作の栽培室に泊り込み、温度や湿度を調整したり、照明に変化をつけたり――。マイタケは一向に育たないが、大平に逃げ道はなかった。「中卒のお前にできるわけがない」。親族一同に猛反対され、勘当同然で実家を飛び出した。「失敗したら妻子とともに崖から落ちて死のう」と覚悟を決めていた。死にたくなければ、マイタケを作るしかない。…

正範語録

実力の差は努力の差 実績の差は責任感の差 人格の差は苦労の差 判断力の差は情報の差 真剣だと知恵が出る 中途半端だと愚痴が出る いい加減だと言い訳ばかり 本気でするから大抵のことはできる 本気でするから何でも面白い 本気でしているから誰かが助けてくれる

質は量の中に紛れ込む

兎に角撮れ 目に映る物全てにシャッターを切れ ストリートスナップにおいては膨大な量を撮ることによって質が生まれ また自分自身においても撮りたい物が見えてくる 写真家 森山大道の名言である『量のない質はない』 この言葉は全ての事柄に当てはまると思います。 何事も最初から完璧なものが作れるわけではありません。 何度も挑戦し、少しずつ修正を加えていく。そうすることで質の高い作品が生まれてきます。    

変わらぬこだわりと変えていく勇気

先日、「1坪の奇跡ー40年以上早朝から行列がとぎれない吉祥寺「小ざさ」味と仕事」という本を読みました。著者はたった1坪の店舗で羊羹(580円)ともなか(54円)だけを売り、年商3億円を稼ぐ老舗の和菓子や「小ざさ」の女店主、稲垣篤子さん。祖父の代から続くこの店を60年以上に守り続けています。 本書の中で特に印象に残った言葉があります。 「小ざさの羊羹ともなかの味は変えることなく、そして変わらずお客様に気持ちよくお買い求めいただけるように、常に時代の変化に対応していかなければならない、そう思っています。」 この言葉通り、商品の質は守りつつ、数年前から店頭販売に加えてインターネットでの販売を始め、順調に売上を伸ばしているそうです。 長く愛される企業の秘訣を物語っていると感じました。 いつの時代も決して大きく強い企業が生き残るわけではなく、変化に適応できたものだけが生き残るのです。 そしてそこには、変えてはならない企業の根幹、「こだわり」がなくてはなりません。

戦略とは戦いを略すこと

「戦略とは戦いを略すこと」つまり戦わずして勝つことが望ましい。たいていのビジネスは競合ひしめくレッドオーシャンで事業展開している。そして、誰もが競争のないブルーオーシャンを探している。しかし、ブルーオーシャンというのは或るのだろうか?そんなものあれば誰も苦労はしない。 好きな名言の一つにこういものがある。 あなたがもっている物を、それを必要としている人に売るのはビジネスではない。 あなたが持っていないものを、それを必要としない人に売る。これがビジネスである。 ユダヤの格言 つまり、ブルーオーシャンはどこかにあるののではなく、創造すべきものなのだという結論に至った。 Webというのは或る意味競合ひしめくレッドオーシャンである。だから何が難しいかというと、集客や顧客の獲得である。簡単に集客できる方法など無いと思ったほうがいい。これは簡単に金儲けができる方法が無いのと非常に似ている。しかしながら、これは避けては通れぬ課題であるので、まずは創意工夫を重ねていくところに達成感や喜びを見出していきたい。

お客様のお客様を考える(BtoBtoC)

B2BマーケティングとB2Cマーケティングの違いとは? 一言で言えば、顧客が「組織」であることです。 そのため、一般消費者個人を相手とする場合とは、大きく分けて下記3つの点が異なります。 ・意思決定の基準が多く、複雑なため、決定にかかる時間も長くなる。 ・長期的な取引関係となり、失敗が出来ないため、顧客はリスクに敏感である。 ・リテラシー(知識)が高いため、より高度なアプローチが必要となる。 このような特徴を持つ顧客企業に選ばれるためには、率直に言えば「稼ぎたい」という顧客企業の目的が達成できることが求められます。一般消費者を相手にする以上に、顧客企業は金額面にシビアです。BtoBビジネスで顧客を獲得するためには、「当社を使えば御社が儲かる」という仕組みをどれだけ具体的数値をもって証明できるかが、顧客企業に選ばれるポイントです。 顧客がどのようにしたら儲けることができるのかを考える上で、欠かせない視点が「自社のお客様のお客様(BtoBtoC)」を考えるということです。お客様企業が相手にするお客様(B=Cの部分)は、自社が提供する資材やサービスを使い、そこから顧客企業が作った製品・サービスを買う一般消費者でしょうか?あるいは、企業内顧客(他部署)ということも考えられます。まずは、「お客様のお客様」はいったい誰なのかを徹底的に分析し、彼らを喜ばせることとは何かを考えます。その結果として顧客企業がその先のお客様から選ばれ、利益を得るというプロセスを考え具体化していくことで、自社を選んでいただくメリットを明確に伝えることができます。  

意思による楽観主義

『悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意志のものである。 およそ成り行きにまかせる人間は気分が滅入りがちなものだ』 アラン 『幸福論』 悲観的か楽観的かは、その人の「性格」というよりも、その人のものの見方や考え方によるものです。物事がうまくいかず落ち込んだ時は、気分に流されて悲観的にならず、強い意志を持って楽観的に物事を捉えていく姿勢が必要です。 かのシェークスピアのハムレットに『世の中には幸福も不幸もない。ただ、考え方でどうにでもなるのだ』とありますが、幸福になるためには考え方が重要な要素であることは間違い無いと思います。        

生き残る社長、消える社長

講演「生き残る社長、消える社長」週刊東洋経済編集部長 田北浩章氏 この難しい時代、社長はどうあるべきか・・・「会社四季報」の編集長として上場企業4千社(のべ)の浮沈を取材、その中から掴んだ「社長のとるべき言動」を示す田北さんの講演です。その経歴は「1960年、大分県生まれ。1984年、慶応義塾大学経済学部卒後、東洋新報社へ入社」。現在は、産業と企業に精通する気鋭のジャーナリスト、TV情報番組「がっちりマンデー」のコメンテーターとしても活躍中。 *3月、政府は「景気は底打ちした」と言った。輸出が一時的に回復したからだ。が、多くの経営者は違和感を持っている。4月、日銀白川総裁がNYで講演、「偽りの夜明けに騙されるな」と明言した。立場上、かなり珍しい発言だけに話題になった。私もその通りだと思う。本当のところは、7~9月期の数字が出てくる10~11月頃にならないと分からない。 *私は仕事柄、大企業からベンチャー企業までの経営者と頻繁にお会いしている。このような状況下で、どんな企業が生き残れるか…私が訴えているのは3つのことである。それは、①大局観(歴史観)。②現場主義。③経営理念。まず①の大局観。今、自社はどんな状況におかれているかである。「偽りの夜明け」も、正に大局観に立つ現状認識ではないか。 *また、消費国家・米国の貯蓄率が伸びていることも、「おかしい」と思う必要がある。いわゆる貯蓄ではなくローンの返済金、減税分が消費ではなく、すべて返済に回っている、だけ。世界の28%を占める米国の消費、その影響は世界的であり、日本の製造輸出企業が受けるマイナスは論を俟たない。今、来期にかけて立ち直れるか?私は非常に厳しいと思う。 *日本はこれまで日本輸出株式会社のお蔭で生きてきた。その典型が我々マスコミだ。トヨタ、キャノンほか輸出企業の膨大な広告宣伝費である。朝日新聞は100億円、講談社70億円、小学館75億円、それぞれが赤字を出し、TV・CMも同様だ。その輸出の相手国、米国がバブル崩壊で痛んでいるのは4.7~7.5兆㌦。これが明確でないととどうにもならない。 *②の現場主義。これから生き残る優れた経営者は、歴史観を持ちつつ現場主義に徹している人だと思う。いわゆる“鳥の目、虫の目”経営だ。一例は、劇団四季。「浅利慶太」は演出家であると同時に年商270億円、経常利益率20%をあげる優れた経営者だ。創業以来58年間で赤字は1期だけ。この秘訣はトップである浅利慶太氏の現場主義に他ならない。 *今、全国で10ヵ所の劇場を持っているが、「現時点で何座席売れているか?」を毎日、リアルタイムに把握している。即ち、ペイラインの8割を確保しているか。しかも、内訳(会員3割、団体客3割、フリーの個人客2割)をキープしているかである。海外に出張していても必ずファックスを入れさす。もし、達していないと営業にハッパをかけるのである。 *ファナックスの稲葉さんもたいへんな現場主義だった。上場企業であれほど現場に足を運んだ人はいない。黄色がシンボルカラーで有名な山梨工場、稲葉さんは工場内を毎日、朝、昼、晩、必ず回る。一見すれば、稼働率から働いている社員の顔色まですべてわかるのだ。現場に積んである部品を見て、いろいろ考え指示している。浅利さんと同じ感覚と言える。 *③は経営理念。つまり、船の「マスト」である。海が荒れているときの船、マストがないと転覆してしまう。ライブドア元社長の堀江氏、彼を学生時代から知っている私は、ある日「会社を経営して、この世の中をどうしたいのか?」と訊いた。「別に、そんなこと考えたこともない」が彼の答え。理念なき経営者の企業への投資は、危なくてしようがない。 *会社へ行くと経営理念が社長室に掲げてある。あれが血となり肉となっているかである。松下幸之助さんは言う「社長の一番の仕事は、経営理念をいろんな人に伝えることだ」と。最近、よく講演を頼まれるのは銀行の支店長会議だ。「よい取引先の見分け方をしゃべってくれ」に対し、私は言う「末端の社員が経営理念を理解している会社に融資すべし」と。 *では、経営理念とは何か。医療のテルモは「医療を通じて社会に貢献する」という経営理念に徹しており、バブル時代、儲かる金融、不動産には一切手を出さなかった。1970年、赤字だった同社を再建した和地さん(現会長・富士銀行出身)の経営理念が、強固だったからだ。彼は2500人の社員、一人ひとりに語りかける「経営理念の伝道師」でもあった。 *もう一社は「『ありがとう』を集めるために我々は闘う」のワタミ。「無農薬野菜を使う」が憲法第1条(経営理念)である同社は、採算を考えれば自分で生産するしかない。それが北海道のワタミファームにつながる。また、「食べ残し」。自分たちで処理する会社を作る。他社からの分も引受け、堆肥にして北海道に持って行く仕組み・・・これが経営理念だ。 *皆さんが新に社員を採用する時、優秀な人より経営理念に賛同してくれる人を選ぶべきだ。最近、新卒の会社説明会に出て、経営理念を語る社長が増えている。また、銀行の支店長会に私が招かれるのも、「会社を測る物差し」を持っていないからだ。担保主義に慣れた結果だが、経営者を見る文化が、銀行から消えている。皆さん自身が見せてあげてほしい。 *今、世界で8000兆円の余剰マネーが動いている。これがどこへ向かうか。1つは中国、インドなどの新興国だろう。国内需要の成長がこれから始まるからだ。中国の不動産バブルで国債に避難していたマネーが、次の獲物を狙って自己増殖を始める。それは、やはり「資源」ではないか。特に、世界の鉄鉱石の半分を使っている中国、その辺がポイントだろう。 *経営戦略として、「余剰マネーはどこへ行くか」を常に頭の片隅に置いておくことだ。新渡戸稲造の言葉「人生は山の旅路と思うべし。平地わずかで峠たくさん」。また、采根譚では「伏すこと久しきは、飛ぶこと必ず高し」・・・企業にとってたいへんな時代。少々の回復で喜んではいけない「偽りの夜明け」だからだ。長く耐えれば、やがて高く飛べる日が・・・。    

Simple is Better 5つの人気サイト考察 ~ユーザー登録機能~

最近の人気のサイトに見られる共通する要素として、絞り込まれた機能、考えぬかれたユーザビリテイー、スマートフォン対応、多言語、ソーシャルネットワーキングと招待機能等を挙げることができる。   そこで、今回はあらゆるWebサービスの入り口とも言える「ユーザー登録とログイン機能」について考察してみました。 「ユーザー登録とログイン機能」はあらゆるWebサービスの必須アイテムとなっていますが、この登録作業を面倒だと感じた方も多いのではないでしょうか? ここでは人気サイトがどのようにユーザー登録とサービスのフローを作っているか実例を御覧頂きます。   1. Twitter Twitterはさすがにシンプル。しかしながらしっかりとした作り込みが成されており完成度が高い。 例えば、テキストフィールドにカーソルを合わせたときの説明文や、ユーザーネーム等の重複防止、入力情報に問題がなかった場合の”OK”サイン等、技術的にはAJAXを使用したインターラクテイブな仕組みが随所に見られる。         2. Facebook         3.Youtube       4.Flickr               5.Groupon Grouponのユーザー登録は以下の5項目から成り立っています。いたってシンプルですね。 それと、注目すべきはFacebookとの連動です。CONNECTしてみましたがうまく動作していませんでしたこれはNGですね。  

人生の奇跡

魂というものがあるとするならばそれを感じることの出来る動画です。 人間は誰しも天より賦与された才能がある訳だから、誰もがこういった世界をもつべき。チャンスはおとづれるがそれをものに出来るか否かはそれに値する努力をそして実力によるということも肝に銘じなければならない。   ONE CHANCE~奇跡の大逆転~ (1/2)   ONE CHANCE~奇跡の大逆転~ (2/2)

ビジネスに於けるいい意味での体育会系

『職場のモデルとしてのスポーツチーム(Sports teams as a model for workplace teams: Lessons and liabilities)』 ~ナンシー・カッツ准教授~ 教訓1:協力と競争をうまく組み合わせよ(Integrate cooperation and competition) 成功するチームは「協力」と「競争」をうまく組み合わせて、チーム全体のモチベーションをうまく高めている。ポイントは「競争」を制限つきのものに すること。メンバーを競わせる場を「練習のときだけ」などと限定して、本番の試合のときは競争を必要最小限におさえることだ。 プロダクトデザインを手がける米国の会社IDEOでも、制限つきの「競争」を取り入れて成功している。メンバー同士の競争は、一定の時間(たとえば ブレインストーミングの間)や目標(たとえばアイデアの創出)、前提ルール(たとえば他者を非難しない)といった条件のもとで奨励されている。  教訓2:初期の勝利を組織化せよ(Orchestrate some early wins) 先手必勝。チームの最初の勝敗は、その後の試合展開に大きな影響を与える。ある調査によれば、ホッケーで最初に得点したチームの3分の2は、そのま まゲームをものにしている。 これは会社でも当てはまる。つまり、小さな勝利をまず経験させて、好循環を作り出すことが重要だ。経営者には、課題を細かく分割したり短期間の初期 課題を定めたりして、成功を繰り返し経験させるといった工夫が求められる。 教訓3:負けグセを破れ(Break out of losing streaks) こんな話がある。負け続きで立ち直る見込みがないと思われていたアメフトチームがある試合でやはり負けそうだったとき、一人の選手がチーム全体に 「俺達は負けてるんじゃない。最も大事な状況にいるんだ」と呼びかけた。これが試合の機運を変え、結果的にそのチームは逆転勝利を収めたという。このよう に、失敗つづきの悪循環を変えるためには、その原因をさぐり、自らそれをコントロールしていくことが重要だ。 経営者もチームのメンバーが困難に直面したときには、このアメフト選手のような役割を果たすことが期待される。壁にぶつかっている原因についてあら ゆる角度から話し合える場を持ち、それをコントロール可能な構成要素に分解することで、メンバーの士気を良い方向に持っていくことができるのだ。 教訓4:練習のための時間を作り出せ(Carve out time for practice) プロスポーツのチームは、実践の場としての「試合」と学びの場としての「練習」を交互に繰り返している。ところが、会社のチームは往々にして「実 践」に重点を置きがちで、「練習」がおろそかになってしまう。そこで会社の経営者は、学びの場となりうるような時間や場所を意識的に確保していく必要があ る。 たとえばコンサルティング会社のマッキンゼーは近年、1週間に1日は自宅で仕事をすることを推奨している。ふだんの仕事の現場では、コンサルタント はクライアントに常に良い印象を与えるように求められ、失敗は許されない。しかし自宅で仕事をしているときは自分の失敗や限界を認めやすく、新しいアイデ アを論じることも可能なので、「学びの場」として活用できるのだ。 教訓5:ハーフタイムを設けよ(Call half time) スポーツの試合において、ハーフタイムの休憩はゲームの重要な要素である。ハーフタイムは時計のアラームのように、チームのメンバーたちがプレーの 内容やその効果を見直すよい機会となる。…

Websiteが備えるべき3つの視点

現在弊社では60日間に渡る“Web Development Boot Camp 2010”を実施している。 基本的にはWebsiteを作る実習である。先日はWebsiteを見る視点について話をさせていただいた。いいWebsiteとは何か?これには3つの視点が必要であると思われる。 サイトオーナーの視点: サイトを公開しているオーナー(会社)の意図するものは何か?何を伝えたいのか?管理運用体制等いわば制作者側としての視点である。これらを理解する事によって自社Website開発にも様々な意図を織り込むことが可能となる。 顧客視点: これは1ユーザーとしての個人的な主観(好き嫌い)と広く一般ユーザーを意識した客観的な視点がある。又、ユーザーは既存顧客なのか新規顧客なのかを意識し的を得たコンテンツを提供するように心掛けなければならない。 検索エンジン視点: 通常ユーザーは検索サイト経由で目的とするサイトにたどり着く。いわば検索サイトはガイド役を演じるわけだが、そのガイドさんにも「うちのサイトにはこういう情報がありますので紹介宜しく!」としておかなければならない。 次にユーザーの動きを時系列に考えてみよう。これをユーザーエクスペリエンスという。 通常ユーザーはHOMEに訪れる。そこで一瞬に「このサイトに私の求めるものがあるか否か」を判断する。そして「ここだ」と思えるものをクリックして次のページに進むわけだが、これらの一連の心理的な動きを理解・想定した上で情報を組み立てておく必要がある。これをインフォメーション・アーキテクチャーと呼ぶ。 サイトのコンテンツを組む上でも例えば物語を組むように起承転結がなくてはならない。強いて言えば3クリックで「お問い合わせ」や「購入」ページに誘導できる導線をしっかり作っておく必要がある。 よくWebsiteは問題解決ツールだと言われるが、ユーザーが抱える問題を想定し、それに回答を与える。そして、集客に繋がるような仕組みを構築していく事は単なるデザイン以上に重要である。