このアーカイブは ‘デザイン’ のカテゴリーです。

現代人にとって心地の良いUI/UX

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今日、カフェで感じたこと。カフェのデザインってビンテージなスタイルが良く似合います。プラスチックで作られたカラフルでピカピカのカフェには行きたいとは思いません。それはなぜか? 現代人はプラスチックで作られた使い捨て製品に囲まれて暮らしていますが、それが潜在的には心地良くないのだと思います。便利なんだけどなんとなく不安を感じるし、感性スルドイ系の人達は罪悪感すら感じているかもしれません。 カフェに行ってそこで使われている、廃材や煉瓦の壁、古いランプや扇風機、コーヒーミル等使い捨てにされていないものに囲まれるとなんとなく安心できるんじゃないかと。心地の良いUI/UXです。 かっては捨てられていたような古臭いものを並べて安心できる空間を作るのは、実はコンセプト的には新しい試しみなんだと思います。これから暫くの間、現代人にとって心地の良いUI/UXとは何なのか?その根拠などについても掘り下げて行きたいと思います。

Simple is Better 5つの人気サイト考察 ~ユーザー登録機能~

最近の人気のサイトに見られる共通する要素として、絞り込まれた機能、考えぬかれたユーザビリテイー、スマートフォン対応、多言語、ソーシャルネットワーキングと招待機能等を挙げることができる。   そこで、今回はあらゆるWebサービスの入り口とも言える「ユーザー登録とログイン機能」について考察してみました。 「ユーザー登録とログイン機能」はあらゆるWebサービスの必須アイテムとなっていますが、この登録作業を面倒だと感じた方も多いのではないでしょうか? ここでは人気サイトがどのようにユーザー登録とサービスのフローを作っているか実例を御覧頂きます。   1. Twitter Twitterはさすがにシンプル。しかしながらしっかりとした作り込みが成されており完成度が高い。 例えば、テキストフィールドにカーソルを合わせたときの説明文や、ユーザーネーム等の重複防止、入力情報に問題がなかった場合の”OK”サイン等、技術的にはAJAXを使用したインターラクテイブな仕組みが随所に見られる。         2. Facebook         3.Youtube       4.Flickr               5.Groupon Grouponのユーザー登録は以下の5項目から成り立っています。いたってシンプルですね。 それと、注目すべきはFacebookとの連動です。CONNECTしてみましたがうまく動作していませんでしたこれはNGですね。  

Good Web Design

http://www.bakerbarrios.com 現代的シャープなデザイン。背景画像で全面をカバーし、グリッドの利いたデザインで精悍さを打ち出している。   http://conversations.nokia.com ブロク・コンテンツとソーシャルネットワークとの連携、動画などを用いたNokia+Microsoftとの提携を取り扱ったスペシャルサイト。レイアウトや明るい色使いに流行を感じさせる。   http://www.interactivemediaawards.com Design Awardを取り扱ったサイト。柔らかいカラーバランスに好感が持てる。   http://www.pfizer.com 大手企業らしいいサイト。デザイン性よりむしろブランドやメッセージに重きが置かれている。   http://www.dreamstormdesign.co.uk/ フルスクリーンとして使われているシンプルな背景とそこに乗せているコンテンツが参考になる。   http://www.etsy.com/?ref=hdr モダンな感じのするショッピングサイト。   http://store.yankodesign.com/ 無理のないスッキリとしたデザインに好感が持てる。   http://fpslandscapes.com/ リキッドデザインの中に横幅固定のコンテンツが乗っている。上下のラインとその上に乗るロゴ、重なるようにデザインされているメニュー等がうまくあしらわれている。   http://store.yankodesign.com/ 販売アイテムの特性が考慮されたしっかりしたショッピングサイトデザイン。   http://www.pattyandersonjewelry.com/ ブランドの魅力が伝わってくるデザイン。一列に並べられた画像によって直感的に何を扱っているかがよくわかる。   Other Websites – Chemical & Life Science Industry – http://www.lyondellbasell.com http://www.shell.com/ http://www.showadenko.us/en/index.html http://www.basf.com http://www.dow.com/ http://www.ineos.com http://www.sabic.com/ http://english.sinopec.com/ http://www.m-kagaku.co.jp/index_en.htm http://www2.dupont.com http://www.akorn.com/ http://www.crowleychemical.com/ http://www.mgc-a.com/ http://www.showadenko.us/en/index.html  …

Nivea — the Whitest Cream Ever

The Nivea brand is one of the most recognized body-care brand in the world. It was founded a century ago, in 1911 by the Poland and later German company Beiersdorf after developing water-in-oil emulsifier Eucerit (“beautiful wax”) to combine fats with oil for longer period. Before the conventional skin cream composition was expensive and quickly…

Websiteが備えるべき3つの視点

現在弊社では60日間に渡る“Web Development Boot Camp 2010”を実施している。 基本的にはWebsiteを作る実習である。先日はWebsiteを見る視点について話をさせていただいた。いいWebsiteとは何か?これには3つの視点が必要であると思われる。 サイトオーナーの視点: サイトを公開しているオーナー(会社)の意図するものは何か?何を伝えたいのか?管理運用体制等いわば制作者側としての視点である。これらを理解する事によって自社Website開発にも様々な意図を織り込むことが可能となる。 顧客視点: これは1ユーザーとしての個人的な主観(好き嫌い)と広く一般ユーザーを意識した客観的な視点がある。又、ユーザーは既存顧客なのか新規顧客なのかを意識し的を得たコンテンツを提供するように心掛けなければならない。 検索エンジン視点: 通常ユーザーは検索サイト経由で目的とするサイトにたどり着く。いわば検索サイトはガイド役を演じるわけだが、そのガイドさんにも「うちのサイトにはこういう情報がありますので紹介宜しく!」としておかなければならない。 次にユーザーの動きを時系列に考えてみよう。これをユーザーエクスペリエンスという。 通常ユーザーはHOMEに訪れる。そこで一瞬に「このサイトに私の求めるものがあるか否か」を判断する。そして「ここだ」と思えるものをクリックして次のページに進むわけだが、これらの一連の心理的な動きを理解・想定した上で情報を組み立てておく必要がある。これをインフォメーション・アーキテクチャーと呼ぶ。 サイトのコンテンツを組む上でも例えば物語を組むように起承転結がなくてはならない。強いて言えば3クリックで「お問い合わせ」や「購入」ページに誘導できる導線をしっかり作っておく必要がある。 よくWebsiteは問題解決ツールだと言われるが、ユーザーが抱える問題を想定し、それに回答を与える。そして、集客に繋がるような仕組みを構築していく事は単なるデザイン以上に重要である。

ユニクロ思考術

『ユニクロ思考術』佐藤可士和 ************************************* お医者さんの問診のように 僕の仕事は、お医者さんの問診と同じです。まずはクライアントから徹底的に話を聞くことから始めます。自分たちのブランドを世の中にどう認識してもらいたいのか? 本来そのブランドが持っていたはずの本質とは何だったのか、その上でいま課題になっている部分は何だろうか。それらがお互いにはっきりと見えてくるまで話し合うわけです。この過程を抜きにして、なんとなく新しいイメージだけをデザイン的につけ加えたって、なんにもならない。 最初のうちは互いに矛盾する要望が並んでしまう。ビジネスといっても暮らしのなかの普通の欲求とたいして変わらないものです。「食べたいけど痩せたい」とか「遊びたいけど金も稼ぎたい」みたいなものがどんどん出てくる(笑)。 ベクトルがあっちこっちバラバラで相反する要望に、それぞれ対症療法で向かおうとすると、本当の意味での解決策は見つかりません。そのやり方だと、またいつか同じ症状が出て、同じ薬を出すという繰り返しになりかねない。 でもそういう矛盾は、企業の本質がしっかりしていれば、話し合っているうちに「こういう視点から見れば、答えはスパっとひとつになりますよね?」と提案できるところへたどりつきます。その視点を見つけ出すのが僕の仕事です。 最初からロゴが頭にひらめくとか、いつかこういう書体でデザインしてみたかったとか、デザイナーとしてやってみたかった絵柄をここで表現させようなんていうのは、まったくない。ひらめきでやりたいことをやっている、と思われることもあるみたいですが、デザインは一人歩きはできない。まずは問診ありき、です。 ************************************* クリエイティブの力 矛盾する希望をひとつに集約できる視点が見えれば、そこからはデサインの力、クリエイティブの力の出番になる。 ここは問診と違って、あざやかに一気にやらねばならない。問診の結果をもとに、単純な足し算をしていては駄目なんです。クリエイティブの仕事にはある種のジャンプが必要だからです。模範解答的なデザインでは、「まあ否定はできないけど、感動もしないなあ」という(笑)平均点的な結果にしかならない。 美大を卒業してから僕は広告代理店に入ったわけですけど、入社する前は広告に対して「メディアを使ったアート」のようなイメージを持っていた。だから会社に入ってみたら「えーッ? 全然イメージと違う!」(笑)と驚いたこともあります。広告というのは企業の経済活動や経営戦略の一環であって、必ずしもアート的な格好いい広告をつくるのが正解とは限らないわけです。というか、格好いい広告は特別な事例。代理店での十年間で、僕はクライアントの要望とはどういうものか、結果はどうやって出していくのか、世の中の常識的なことを一から学ぶことになった。だからと言って、自分のなかのアート志向を葬り去ったわけじゃない。「ダセえなあ」と感じる美大生的な感覚は、それはそれとして維持し続けています。それがジャンプする原動力にもなっている。

日本人の多数決はいい結果を導き出せるのか?

■ビジネスパーソンが選ぶベンチャー企業ウェブサイト200選–1位はコネクティ http://v.japan.cnet.com/news/article/story/0,2000067548,20384506,00.htm ■ホームページ充実度ランキング、1位は東芝 http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20383077,00.htm 日本のベンチャー企業やWeb(ホームページ)のレベルですが、この結果をみると今ひとつかな~という印象は拭えません。一言で言えば「当たり前すぎる」 批判するには代案が必要と思いますが、例えばベンチャー企業で1位に選ばれたコネクティ。同、2位、3位の会社も含めて「これでベンチャーと呼べるのか・・・」と思うほど新規性には乏しいと感じました。これはベンチャーと言うよりうちみたいな単なる制作請負業ではと・・・。こういったサービスであればJoomlaやWordpressのようなオープンソースの方が余程いいんじゃないかというのが私の感想です。ベンチャーというからには、新規性や独自性をもっと色濃く出すべきでしょうが、それは日本では難しいのでしょうか?特にソフトやWeb関連では米国の後追いばかりですね。 東芝のホームページですが、デザインに色気つまり「美」を感じるような芸術性が無い。下手するとワイヤーフレームなんじゃないかと思うほど魅力の無いデザインで「何故これが一番なの?」と思いました。東芝のサイトとGEを比較すれば「大手サイトでも日米でこうも違うんだな」とご納得いただけると思います。 東芝: http://www.toshiba.co.jp GE: http://www.ge.com

企業のウエブで困ってしまうことランキング

検索エンジンサイトgooランキング調べ(7月3日) 1. 情報が数ヶ月更新されていない 2. 画像が多くて、重い 3. 「準備中」のコンテンツだらけ 4. リンク先がPDFファイル 5. トップページからオールFlash 6. ポップアップがどんどん開く 7. 情報が多すぎて探している情報にたどり着けない 8. 商品一覧などの一覧ページがない 9. 突然音が鳴る 10.問合せ先が明記していない 11.サイトを見ても何を伝えたいかが分からない 12.商品の詳細情報がない 13.ブラウザのサイズを勝手に変えられる 13.サイト内検索が出来ない 15.会社案内の地図が分かりにくい 16.目に優しくない背景色(黄色や赤色など) 17.全体的に文字が小さい 18.公式ブログがスタッフの内輪ネタばかり 19.右クリック禁止 20.サイトメニューが英語で書いてある 以上ランキングの結果を見渡すと、ユーザーの立場にたってウエブ制作をしていない場合に陥るケースがほとんどのようです。しかし、少しの手直しをするだけで改善される場合も多いのではないのでしょうか。1位の「情報が更新されていない」は、新着情報のページを追加する。「画像が重い」→画像を変える。リンク先がPDFファイル→リンク先を通常のHTMLページにする。などなど、少しの手直しで、ユーザーにとって使い勝手のいいサイトに変えることが出来ます。サイト構築の際はそれでよかったものが、時間が経つにつれ不具合がでてくるかもしれません。そんな時は、不具合の部分だけリニューアルして使い勝手の良いサイトにすることが企業ウエブにとって必要なのではないでしょうか。

Webブランド調査2008

日経BPコンサルティング調べ –Webブランド調査2008-II(2008年1月~2月実施)より– サイトブランド指数上位15サイトと前回順位 1 1 Yahoo! JAPAN 2 2 楽天市場 3 3 グーグル 4 5 アマゾン 5 4 Yahoo!オークション 6 6 価格.com 7 9 Yahoo!ショッピング 8 8 Infoseek 9 10 ぐるなび 10 7 ヤマト運輸 11 12 Goo 13 17 楽天トラベル 14 27 NTTドコモ 15 38 ユニクロ このアンケートは、日経BPコンサルティングが企業が運営する800サイトに対するインターネット・ユーザーの評価を定期的に調べるために年4回実施しているそうです。調査基準としては各サイトの「コンテンツ認知度」「アクセス度」「評価(信頼度、好感度、イメージ合致度の平均」「ユーザビリティ」「ロイヤルティ(利用状況)」に関する回答結果を偏差値かし「サイトブランド指数」を算出するという、信頼度の高いアンケートです。ちなみに47,158の有効回答の結果となっています。 上位15位の中で、検索サイトやショッピングサイトが目立つ中、唯一順位を前年比20位以上も上げたユニクロに注目。 エンターテイメント性、デザイン性に長けたサイトだと思います。様々なコンテンツ、プロモーションサイトがあるのですが、そのなかでもUNIQLO TRYのサイトは一般ユーザーの生身の声がいろんな方向に飛んでいって、着心地と同じように商品をいろんな感覚から伝えようとしているのを感じます。  

ドコモレッドで生まれ変わり

NTTドコモが今年7月にブランドロゴを変更するそうです。 番号ポータビリティ化で日本の携帯電話市場は、大激戦となっているようで、今回のロゴ変更は今まで保守的なイメージを大きく一新させる企業ブランディングの一環となのでしょう。 個人的にはドコモレッドと命名されたオリジナルカラーを使った丸くてやさしい雰囲気のdocomo(小文字)ロゴ、かわいくて好きです。 Answer Factoryというポップなブランドサイトも開設されています。このサイト、FAQのみの構成でイメージブランディングを兼ねているのでしょうね。カーソルをあてると動き出すポップも遊び心があっておもしろいです。 このニュードコモカラーもそうですけど、ここ数年赤のロゴが目立ちますね。 NTT docomo Answer Factory site http://answer.nttdocomo.co.jp/top.html#/top

ウェブビジネスの成功要件

あらゆる商品やサービスに満ち溢れた現代、消費者のニーズは多様化・細分化してきています。 例えば、 車がなかった時代には、どんな形の車であっても走れば売れたでしょうが、今は個々人のニーズを反映したものでないと売れません。量ではなく質が問われるようになっているのです。 またインターネットによる情報流通革命は、旧来のメディア価値の低下と消費者パワーの増大をもたらし、 消費者は企業の広告よりもmixiやブログなど第三者の口コミ情報を信頼し、これをベースに意思決定を行う ようになっています。 これにより突飛なクリエイティブ勝負の広告など、中身の伴わない一方的な企業の広告や販売促進活動は、意味をなさなくなってきています。広告や販売促進活動よりも、顧客のニーズを満たすサービスや、製品 そのものの品質がより重要になるのです。 このような市場変化により、企業は生き残りを掛けて、今まで過剰なまでに支出してきた広告費・販売促進費を、本質的な価値の創出、本質的な顧客経験の醸成に使うようになってきています。 ユーザビリティの根本的な思想と、ビジネス成否の土台は、どちらも「ユーザニーズを満たす」という点において一致していることがお分かり頂けると思います。 あとは、徹底したユーザ調査によって明らかとなったユーザニーズと、企業の強みや提供価値をウェブサイト上で結びつける作業を行うのです。これはサイトで提供するサービス・商品の見せ方を変えるだけで済むこともありますし、根本的に提供するサービス・商品内容をウェブユーザに合わせて修正することもあります。 このように、ユーザの視点を前提としてユーザと企業の利害関係を調整し、ウェブ上でのユーザとのコミュニケーションを設計して、さらにその思想を確実に画面に反映することで、ウェブサイトは「パンフレット」を脱却して、「ビジネスツール」へと生まれ変わります。もちろん、リニューアル後にはサイト経由の売上げの向上、見込み顧客の獲得数向上など、目に見える変化が現れます。 この一連の作業を方法論として定義したのものが「ユーザ中心設計手法」であり、これらを包括する概念が「ユーザビリティ」なのです。ユーザビリティは表面的なサイトの作りを指し示すものではなく、「誰のための何のサイトなのか」という、より根本的な問いを投げかけるものなのです。

ユーザ中心設計手法とは・・・

インターネットの重要性が高まるにつれ、ウェブサイトを見込み客の顧客化や、新規客の獲得など顧客との関係をより身近にさせるツールとして位置づける企業が増えています。 これまでのウエブサイトは単なる自社の告知媒体としていたのが、その役割を大きく超え、顧客、つまりユーザーを意識したものとなっているといえます。ユーザーにとって、いつでも見たいときに訪れられるウエブという存在はいまやなくてはならない存在となってきています。 このような変化に伴い、既存のサイトをリニューアルして、ウェブサイトでビジネス成果を追求する動きが高まっています。その際に威力を発揮するのが、「ユーザビリティ」という概念であり、「ユーザ中心設計手法」という方法論です。 もともと、ユーザビリティとはISO 9241-11の定義において、 「特定の利用状況において、特定のユーザによって、ある製品が指定された目標を達成するために用いられる際の、有効さ、効率、ユーザの満足度の度合い」とされています。 ウェブの世界でも、ユーザの立場に立ち、ウエブを使用する目的、状況を考え、ウェブのあるべき姿を導出し、ユーザビリティを高めることが大切になってくるかと思われます。 一方で、ウェブ・ユーザビリティの権威であるヤコブ・ニールセンが自身の著書『ユーザビリティエンジニアリング原論』の中で、「ユーザビリティの定義を、ユーザが望む機能をシステムが十分満たしているかどうか、といった事柄はユーティリティ(実用性)に含まれる内容である。そしてユーザビリティは、その機能をユーザがどれくらい便利に使えるかという意味であり、ユーティリティとは区別するもの」としてとらえています。 これに対してISO 13407では、ニールセンがユーティリティと定義した内容も、ユーザビリティに含んでいる。つまりニールセンが定義するユーザビリティとは、ISO 13407が定義するユーザビリティに内包される形となる。 ニールセンは、そのようにISO 13407よりも限定的な意味で定義した上で、インタフェースのユーザビリティとは、5つのユーザビリティ特性からなる多角的な構成要素を持つとしている。 学習しやすさ: システムは、ユーザがそれを使ってすぐ作業を始められるよう、簡単に学習できるようにしなければならない。 効率性: システムは、一度ユーザがそれについて学習すれば、後は高い生産性を上げられるよう、効率的な使用を可能にすべきである。 記憶しやすさ: システムは、不定期利用のユーザがしばらく使わなくても、再び使うときに覚え直さないで使えるよう、覚えやすくしなければならない。 エラー: システムはエラー発生率を低くし、ユーザがシステム使用中にエラーを起こしにくく、もしエラーが発生しても簡単に回復できるようにしなければならない。また、致命的なエラーが起こってはいけない。 主観的満足度: システムは、ユーザが個人的に満足できるよう、また好きになるよう楽しく利用できるようにしなければならない。 サイトの有無ではなく、サイトそのものの価値が問われる時代、そしてインターネットの登場によって情報流通革命が起こり消費者のパワーが強大化する時代において、「ユーザビリティ」という概念は今後インターネット社会を牽引する極めて重要な価値観となるでしょう。つまり、ユーザーを想像し、そのユーザー中心設計のできているウエブが今後益々重要視されていくことでしょう。

デザインとは不可視な概念(イメージ)を可視化する行為である。

デザインの語源は、”計画を記号に表す”という意味のラテン語designareです。 そして、デザインとは、あるテーマを解決するために思考・概念の組み立てを行い、それを様々な媒体に応じて表現するこであると言えます。狭義には作品を構成する形や色を扱うことで、広義には計画や設計に及ぶということでしょう。 デザイナーとして持つべき最大の能力は創造性(クリエイティビティ)であり、独自性を打ち出せなくてはなりません。より優れた作品を生み出すためには、それを生むための知識や哲学・美学が求められてきますそして、それらを可視化する技術や最も効率的に解に至るためのシュミレーション能力が求められています。 産業が円熟した現在にあっては商品そのものの差別化戦略をとりにくくなってきています。OEMが進み大量生産による低価格化がはずせないテーマとなっている工業製品においては、デザインの力は益々重要視されてきており、大手各社は著名デザイナーを起用するケースが増えてきているのが実状です。 ウェブデザインの世界に於いては単なる見かけの美しさだけでなく、ユーザーの立場に立った使い勝手や、企業側に立ったビジネスモデル、ハードやソフト、データベース、ネットワーク、セキュリティー対策など、ウェブサイト全体の設計に通じていなければなりません。ウェブ界でも近年では各作業の専門化に伴う分業化が進み、ウエブディレクターやプロデューサーが全体の計画を担当し、ウェブは視覚面でのデザイン作業を受け持つ傾向にあります。 ウェブデザインとひとくちでいっても様々な要素を取り入れ、いかにユーザーにとって魅力的なものにされるのかは一筋縄ではいかないものです。

ウェブデザインの特徴

よりレベルの高いウェブ・デザインを作るためには、まずウェブ・デザインの置かれている環境や課せられる条件について熟知していなければなりません。 ウェブが他のメディアと大きく違うのは、個々のユーザーによって見え方が違ってくると言う点です。まず、ユーザーによって表示画面の大きさ、色が変わってきます。そしてウェブを閲覧するためのソフトであるブラウザは、今や100種類を越えそれぞれに特徴があります。ユーザーの回線状況(ブロードバンドとナローバンド)やインストールされているプラグインによっても表現出来ることと出来ないことが出てきます。 では、どこから攻めるべきなのかですが、第一に考慮すべきは画面サイズです。画面サイズとは正確にはスクリーン解像度のことです。かつては800x600が標準とされていましたが、現在で1024×768が標準とされています。 ここ数年の高解像度化やワイドスクリーン登場も含め、ユーザーの閲覧環境は更に多様化していくことが予想されます。ノートパソコンはサイズに限りがあるので、必ずしも今後さらに解像度が高くなるとは考えられませんが、近年中に1600x1200が標準になる可能性もあります。それよりも厄介なのはワイドスクリーン等画角が異なるモニターへの対応であると言えます。 次に、ブラウザーです。2008年時点では75.47%のユーザーがInternet Explorerを使っているとされており、内訳はバージョン7が42.93%、バージョン6が32.30%となっています。勿論この数値は刻々と変化します。 ブラウザーへの対応と言う課題は単に見え方だけでなく、アプリケーションの動作対応など非常に重要な課題を抱えており、自社のウェブサイトがどのブラウザーに対応しているのかは認識しておくべきです。 その他、モニターの色にはかなりのばらつきがある点や、個々のユーザーによってフォントサイズを標準以外に設定していたり、プラグインがインストールされていない等、様々な角度から吟味し最適と言えるバランスを導き出した上でデザインの骨組みを考えなくてはなりません。 ウェブは複合的な要素の濃いメデイアと言えます。時に本の様であり、テレビの様であり、また広告やラジオ、そしてゲームの様な要素も併せ持ちます。そして他の媒体にはない特徴を持ちます。ウェブデザインをする際は諸要素を理解した上で最適なバランスを考えなくてはならないのです。

デザインの力~情報の80%を「視覚」から得る~

ここで取り上げるデザインとは、単に色や形のバランスによる美しさを演出するという効果のみを指すものではありません。 私たちの考えるウェブに於けるデザインとは、作り手の意図するものを最も効果的なビジュアルで表現し、ユーザーの使い勝手、サイト全体にまたがる情報構造の整理、システムとの連動、新しい技術の効果的表現、管理のし易さ、検索エンジンとの相性、内包する戦略やビジネスモデルの効果最大化を目指す等、非常に多岐に渡ります。そういった意味では、ウェブをデザインするというよりむしろ仮想空間ビジネスを創造すると言ったほうが適切かもしれません。 人は情報の80%を「視覚」から得ると言われます。 それほどに、人は目で見えることから様々な判断をし、第一印象を持つということです。故にデザインは手の抜けない重要なポイントとなります。デザインされた個別の色や形には意味が存在し、それらを組み合わせた時にメッセージやリズムが現れるようになります。皆様が商品を選ぶ際にもデザインで選ぶと言うことは非常に多いと思います。 例えば車。 いくら性能や燃費が良くてもデザインが悪ければ売れません。デザインと言うものはそれほどまでに力を持つものなのです。 では、ごく日常のビジネスシーンを想定してみましょう。 あるプロジェクトを遂行するに当たって、必要とする商品やサービスを提供している企業を探しているとします。あなたが第一にすることは勿論「検索」です。その検索結果から5~10件のウエブサイトを訪れます。そして幾つかの取引先を絞り込みます。この一連の行動の中でユーザーの第一印象を確実に掴めるかどうかが最初の関門です。 約半数(46%)のユーザーがデザインによってそのサイトの第一印象を決めるとする統計があります。そこでの第一印象が悪いようでは話になりません。 潜在顧客の多くが、御社のウェブサイトを訪れ情報を集め、品質をチェックしています。今日ではウェブサイトは企業の顔となりそこで提供される情報は御社が提供する最初の商品であり、サービスであるとさえ言えるのです。幸か不幸か、ユーザーはサイトのデザインの質で御社の商品やサービスの品質を査定してしまうのです。 いくら会社の信頼性や製品の高品質を声高に叫んだところで、サイトのデザインがお粗末であればユーザーからの信頼は得られないと考えた方がいいでしょう。