コロナ禍で「ワーケーション」に注目が集まりました。
ワーケーションは「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語で、リゾート地や温泉地などに滞在しながら仕事をすることです。
日本政府もワーケーションに力を入れています。
昨年2020年7月27日、当時の菅義偉内閣官房長官が「観光戦略実行推進会議」で言及し、観光庁、環境省がワーケーションを新たな旅行スタイルとして推進することで注目を集めました。
そんな今注目のワーケーションですが、その良さは何でしょうか。
ワーケーションをする個人の目線では、3つの良さがあると思います。
1つ目は、新鮮な気持ちで仕事ができることです。それによって仕事のパフォーマンスも上がります。
コロナ禍でテレワークが普及してきましたが、「自宅だとなかなか仕事に集中できない・・・」
そんな方も多いのではないでしょうか。
そんなときにワーケーションをすると、普段の生活とは違う場所で、適度な緊張感と開放感のなかで仕事をすることで、とても集中できます。
私自身、温泉施設に滞在しながらワーケーションをしたことがありますが、温泉でリラックスした後に作業をすると、とても集中できました。
2つ目には、旅行に行きにくい場所に長く滞在できることです。
遠方になればなるほど、目的地への移動時間がかかります。そのため、まとまった長い休みが取れないと、「せっかくの旅行に行ったけど現地で全然時間が取れなかった。」なんてことも起こります。
でもワーケーションをすれば、日中は仕事をするとしても、観光地で朝と夜に時間が取れます。
例えば京都に滞在するとしたら、朝から歴史ある町並みを散歩するのもいいですし、夕方から夜にかけて地域のお店で京都ならではの料理を楽しむのもいいかもしれません。
さらに週末を挟んで滞在すれば、京都市内のお寺や神社など、誰もが一度は訪れたい日本有数の観光スポットを巡ることもできます。
このように時間を有効活用しながら、仕事と旅行を両立できるのもワーケーションの良さです。
そして何よりワーケーションはひとりひとりのキャリアを構築していくことに大きな役割も果たします。
ワーケーションの3つ目の良さは、ワーケーション滞在先で気づきや発見が、自身のキャリアにいい影響をもたらしてくれることです。
ワーケーションで日常生活とは違う場所に滞在することで、新しい体験をしたり、地域の方と交流する機会が生まれます。
そこでの気づきや学びを取り入れることで、自身のキャリアに新たな発見をもたらしてくれると感じています。
例えば、私自身の体験をご紹介します。
こちらは私のキャリアモデルです。
NPO法人赤城自然塾では、観光庁登録の観光地域づくり法人として赤城山エリアのPRや、旅行プランの開発を行っています。
また、キャリアモデル開発センター前橋でのキャリア支援活動をしたり、YouTube動画の編集も行っています。
こんな私がワーケーションをすると、下記のように活動それぞれ(キャリアパーツ)に良い効果をもたらします。
まず、ワーケーション先の観光地を見ることで、観光プロモーションの参考になります。
群馬県の四万温泉でワーケーションをした際には、実際にクロスバイクをレンタルして地域を巡りました。
EVカーレンタルもありました。
次回レンタルしてみたいです。
また、キャリアモデル開発センター前橋に関しては、ワーケーションという新しい働き方を体験しながら学ぶ機会になりました。
そして動画編集する環境としてもワーケーション先は言うまでもなく最適な場所でした。
そして、今後は地域の人との交流ができれば、ワーケーション先が新しいプロジェクトを進めていく場所になるかもしれません。
このような「非日常」の体験から日常とは異なる新しい人やものとの接点が生まれます。
それが新しいアイデアや問題解決のヒントをもたらしてくれるのです。
キャリアモデル全体に良い影響をもたらしてくれるワーケーション。
まずは、数ヶ月に1回もしくは、年に1回など、無理のないスパンでワーケーションをやってみるのはいかがでしょうか。