購買意欲を高める「Emailニュースレター」の作り方12のポイント

Emailを一度も使ったことがない、あるいは自分には必要ないという人はどれくらいいますか?

実は、18歳から64歳までを対象にした調査で、94%もの人がEmailを利用しているとの結果が出ています。また、83%のインターネットユーザーが、まずインターネットに接続した際に最初に行うアクションとしてEmailの確認をあげています。そして、72%の人は一日に6回以上もメールを確認しています(引用:Pew Internet and American Life Project 2010 / Sunnyday Marketing セミナー資料より)。

ちなみに、ソーシャルメディアの利用者数は同じ世代を対象にした調査で61%という結果。驚くべきスピードで普及しているソーシャルメディアですが、やはり未だその普及率においてはEmailには及ばずといったところです。

現代人にとってEmailはもっとも身近な通信手段であることは間違いなく、FacebookやTwitterといった新しいコミュニケーションの形態でさえ更新情報取得やメッセージ受け取り等はEmailを介して行うというように、やはり多くの企業やブランドにとって顧客に直接接触するためには、もっともインパクトの強い手段であることは未だ変わりません。やはりそこをマーケティングに使わない手はないのです。 そこで今回は、改めて、購買/成約意欲を高める「Emailニュースレター」の作り方についてご紹介します。

【あなたの会社はEmailニュースレターに取り組むべきか?】

この記事を読んでいただく前に、あなたの会社は下記のことができますか?

1.事業目的にあった良質なメール配信先リストを大量にもっている。もしくは、今はまだ十分なリストがないのであれば、集める努力を惜しまない。

2.思いつきでアイディアを出すのではなく、あらかじめ予め配信するコンテンツの年間計画/月間計画等を立てることができる。

3.その上で、タイムリーな情報に常にアンテナをはり、コンテンツにおとしこむための情報収集・執筆時間と人材を確保できる。

こういった条件を予め備えることが、結果を出す上で重要になってくると思います。

たとえ時間をかけて優れた内容のニュースレターを書き上げても、配信先リスト数が数百件と母数が少なかったり、あるいは何千、何万件という膨大な量のリストをもっていても実際にビジネスに繋がる人が少なく、ターゲットを絞り込めていないようであれば、目標(※ニュースレター配信はゴールではなく、集客のための手段・ツールにすぎません)に到達することは非常に難しいでしょう。そしてその逆もしかり。せっかく多くのリストを集めても、良質なコンテンツを作ることができなければ、あっという間にあなたのメールは「購読停止」あるいは「スパムボックス」へ振り分けられてしまうことでしょう。

【Emailニュースレターの3つの種類】

ニュースレターで配信するのコンテンツは大きく3つに分類できます。

newsletter

1.プロモーション(販促)型
セールのお知らせやメーリングリスト購読者限定の特典の案内、クーポン配布などお得感をあたえて購買に結びつける内容。いつどのタイミングでどういったEmailプロモーションを行うか予め事業計画を立てそのスケジュールに沿って配信します。読者に今すぐ行動に移させる必要があるプロモーション型メールの場合には、「クーポン入手はこちらから」ですとか、Facebookの「いいね」を押してください等、ユーザーアクションを起こさせるコンテンツ作りをすることを忘れずに。

2.知識・情報提供系型
専門分野の知識や業界の最新動向、あるいは専門的な意見を提供することで、 あなたがその道の「プロ」であることを伝え、なるほどなと気付きをあたえる内容。この手のメールコンテンツを考えるのは、決して簡単なことではありません。時勢を考え、タイムリーな話題を都度盛り込んでいく事はメールを継続して購読してもらうためには重要ですが、毎回その場しのぎでコンテンツを考えるのではなく、予めある程度全体的な内容と構成を考えて配信を始めることも大切です。1週間に1回なのか、1ヶ月に1回なのか、配信頻度は事業内容と配信できるコンテンツ内容によりますが、無理のない範囲で周期を守って送りましょう。

3.関係構築系型
日ごろのお礼挨拶や、季節のグリーティングなど、お客様に対して感謝の意を伝えるとともに、それらのタイミングで自社の存在を再認識してもらう事もニュースレターの重要な役割です。

「続きが見たい」と思わせる小説や映画にはストーリーの起承転結が必ずあります。
「今月は何を書こう・・・」と都度悩むより、まず一度ブレインストーミングのつもりで1年分のニュースレター配信計画を書き出してみるとよいでしょう。そうすることで、毎回違う内容のニュースレターに一本の軸がとおり、最終的には一貫したメッセージを配信することができ、そこからの購買・成約に結びつきやすくなります。

【読者に届くコンテンツ作り7つのポイント】

では実際にニュースレターを書き始めるとしましょう。その際の盛り込む内容については下記を参考にしてください。

1.自分自身の体験や実例、そして客観的かつ数値的な根拠を盛り込むことでより具体的に印象付ける。
2.今話題のキーワードやニュースを自分の専門分野とからめて紹介する。
3.専門知識や経験を最大限に活かして、ガイダンス等実践的な内容をつくる。
4.割引やクーポンを発行する。ニュースレター読者限定の特別な機会はより効果的。
5. コンテストや懸賞等参加型のコンテンツを用意する。
6.感謝の気持ちを伝えることを忘れない。

さて、コンテンツ内容が決まったら、配信方法とタイミングを図ります。
もっともメールの開封率が高く、読まれるタイミングとは。そして最適な配信方法とは・・・・。
これらについては次回に触れたいと思います。

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