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WordPressセキュリティー対策― WordCamp NYC 2012レポート

WordCamp NYC 2012で一番充実したセッションは何だったか?と聞かれれば「WordPress Security」と答えます。現在、弊社でもWordPressに対応したセキュリティー対策マニュアル(電子書籍版)の発売を控えており、内容を確認する意味でも有意義でした。結論としては、弊社のセキュリティー対策マニュアルの内容はいい線いってます。 WordPressのセキュリティー対策1500件の実績から出てきた自分でできる10のチェックポイントです。 Update, Update and Update. Use secret key. Delete “admin” account. File and folder permission (644 / 755) Move up config.php file to outside of public_html folder. Lock-down wp-login and wp-admin. Use trusted source for Theme and Plugin. Be sure locally (use SFTP) Use trusted Host. Use common sense (strong password, take backup…

3分間で向上させるページ閲覧数とユーザー滞在時間―WordCamp NYC 2012レポート

WordCamp  NYC 2012で人気の高かったセッションの一つ。 Increase page view and user retention in 3 minutes(3分間で向上させるページ閲覧数とユーザー滞在時間)のまとめです。 コンテンツは王様か女王様か?どちらでもいいが「コンテンツにフォーカス」ということが重要 良いコンテンツはバウンスレートを下げ、SEO効果もアリ。 コンテンツのローディングスピードが重要(3秒以内)その為に、wp super cache等を使う。 いいHosting会社を選べ。低価格が売りのHost、例えば月額$5では何も期待できない。 カテゴリータグページヘの内部リンク。 Related contents(Related post、Most popular post)の活用。 Photo gallery、Slideshow等画像コンテンツの活用。 友達を作って、コミュニテイーを作ろう。   Increase pageviews and user retention in 3 minutes Presented by Neil Mody • Social Media Track You work hard to drive visitors to your site, now learn some simple ways…

WordPressの優位性―WordCamp NYC 2012レポート

午後一に行われたMichael C. Clark氏による”Selling WordPress to Your Clients”のプレゼンテーション。 WordPressというオープンソースをWebサイトやブログ構築に使うメリットを、テクニカルな話を抜きにして分かり易くクライアントに伝え、成約に結びつけるためのセールスポイントを紹介していました。 普段、弊社でもお客様のWebサイトでWordPressの導入をオススメさせていただく際にはご説明している点ですが、改めて考えさせられる良い機会となりました。 WordPressが競合ソフトウェアと比較して特に優れている3つのポイント 1)外観テーマにこだわることなく、自由なカスタマイズとコントロールが行えること WordPressの外観テーマは有料版・無料版ともに無数に存在します。もちろん、その中から自分のイメージにあったテーマを見つけ、Webサイトを作っていくことができるバラエティーの豊かさと手軽さはWordPressの1つの売りです。しかし、WordPressの面白さは、外観テーマ内でできることに留まらず、豊富なプラグインやちょっとしたカスタマイズを加えることで、より多くの可能性が広がる点にあります。 2)クライアントのWebサイト⇒クライアント自身で管理することができる これまでHTMLやFrashといったWebの専門知識が必須 と考えられていたホームページの更新・管理作業。WordPressはそのような専門知識がなくとも、ダッシュボードと呼ばれる管理画面上で簡単にWebページ内容の更新を行うことができます。つまり、これまでWeb業者に頼りきりであったWebサイトの更新作業の手間とコストを最小限に減らすことができ、自社のWebサイトを自社内でタイムリーに管理することができます。 3)誰もが自由に使えるオープンソースが故に、今後更なる機能充実、改善が期待される 今回WordCampへ参加してより感じたことですが、WordPressはオープンソースであるがゆえに、個人ブロガーからプロのWebサイト開発者まで様々な人利用しています。ネット上に無数に存在するWebサイトのうち、すでに15%のWebサイトがWordPressにより作られているといわれています。 そして、今回のイベントのようにWordPressのユーザーや開発者が一同に介すビッグイベントも世界各国で行われており、コミュニティーが活発な点が今後の将来性を物語っています。WordPressでWebサイトを作っておけば、その後ソフトウェア自体のバージョンアップや新しい優秀なプラグインが開発された際にも手軽に対応でき、時代の流れに沿って随時Webサイトをパワーアップしていくことが可能になります。 ちなみに、米国内では既に多くの有名企業がWordPressを利用してWebサイトを作っています。 有名企業も使っているWordPress Ford http://social.ford.com/ Sony http://blog.us.playstation.com/ The Wall Street Journal http://online.wsj.com/public/page/magazine-index.html CNN http://social.ford.com/ GE http://www.gereports.com/ もともと、ブログソフトとして開発されたWordPressだからこそ、クライアントによっては、「ブログサイトではなく、Webサイトが作りたい」とWordPressに抵抗を感じる方もいるはずです。 しかしこのようにWordPressで充分すぎるほどのWebサイトを構築することが可能です。 時にはプロの手を借りる事も必要 このように、クライアント自身で更新管理やちょっとしたカスタマイズもDIYで行えるのがWordPressの魅力の1つですが、それ故操作ミスでWebサイトを壊してしまうといった事態も想定されます。そのような事態に備えて、業者としては定期的なメンテナンスサービスやカスタマイズ作業の単品販売を提供していき、お客様のトラブルに瞬時に対応できる体制を整えておくことも大切であるとの認識は、どの参加者(特に制作会社・デザイナー)も同じよううです。今後、Webサイトの開発サービスと並び、サポートサービスの充実が開発者側には求められるようになるでしょう。

Webに於けるブルーオーシャン戦略―WordCamp NYC 2012レポート

先日参加したWordPressのイベント「WordCamp  NYC 2012」の所感です。 まず、80セッション用意されていたレクチャー内容と参加者のレベルがまちまちで玉石混交という感じでした。参加者が多かったのはSEOやWebマーケティング系のセッションで、レクチャールームから人が溢れるほどの盛況です。開発系のセッションは人もまばらという感じです。これは何を表しているのかというと、参加者の関心や課題が開発よりも集客にあるということです。 WordPressのようなCMSを使えば「ある程度」誰でも簡単に機能的なWebサイトを作ることができます。SNSの発達によりネット上のコンテンツは凄まじい勢いで増え続けています。ネットワークに乗ったコンテンツはそれこそ半自動的に自己増殖をしていくといっても過言ではないでしょう。 インターネットユーザーは増えてはいるものの、このコンテンツ増加スピードには到底及びません。そこでコンテンツがユーザーを奪い合う熾烈な競争が起こっています。レッドオーシャンと化していると言ってもいいと思います。 ユーザーの取り合い=ユーザー獲得コストの高騰=収支バランスの崩壊 この課題にどのように取り組むか?戦略(戦いを略する)が必要だと感じました。Webに於けるブルーオーシャンを作り出せるか否かが勝敗を分けることになると思います。Webに集客をしたいのであれば、Webを使わずとも集客できるようなアイデアや話題性が必要になってくるでしょう。