先日参加したWordPressのイベント「WordCamp NYC 2012」の所感です。
まず、80セッション用意されていたレクチャー内容と参加者のレベルがまちまちで玉石混交という感じでした。参加者が多かったのはSEOやWebマーケティング系のセッションで、レクチャールームから人が溢れるほどの盛況です。開発系のセッションは人もまばらという感じです。これは何を表しているのかというと、参加者の関心や課題が開発よりも集客にあるということです。
WordPressのようなCMSを使えば「ある程度」誰でも簡単に機能的なWebサイトを作ることができます。SNSの発達によりネット上のコンテンツは凄まじい勢いで増え続けています。ネットワークに乗ったコンテンツはそれこそ半自動的に自己増殖をしていくといっても過言ではないでしょう。
インターネットユーザーは増えてはいるものの、このコンテンツ増加スピードには到底及びません。そこでコンテンツがユーザーを奪い合う熾烈な競争が起こっています。レッドオーシャンと化していると言ってもいいと思います。
ユーザーの取り合い=ユーザー獲得コストの高騰=収支バランスの崩壊
この課題にどのように取り組むか?戦略(戦いを略する)が必要だと感じました。Webに於けるブルーオーシャンを作り出せるか否かが勝敗を分けることになると思います。Webに集客をしたいのであれば、Webを使わずとも集客できるようなアイデアや話題性が必要になってくるでしょう。
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