このアーカイブは ‘デザイン’ のカテゴリーです。

現代人にとって心地の良いUI/UX

今日、カフェで感じたこと。カフェのデザインってビンテージなスタイルが良く似合います。プラスチックで作られたカラフルでピカピカのカフェには行きたいとは思いません。それはなぜか? 現代人はプラスチックで作られた使い捨て製品に囲まれて暮らしていますが、それが潜在的には心地良くないのだと思います。便利なんだけどなんとなく不安を感じるし、感性スルドイ系の人達は罪悪感すら感じているかもしれません。 カフェに行ってそこで使われている、廃材や煉瓦の壁、古いランプや扇風機、コーヒーミル等使い捨てにされていないものに囲まれるとなんとなく安心できるんじゃないかと。心地の良いUI/UXです。 かっては捨てられていたような古臭いものを並べて安心できる空間を作るのは、実はコンセプト的には新しい試しみなんだと思います。これから暫くの間、現代人にとって心地の良いUI/UXとは何なのか?その根拠などについても掘り下げて行きたいと思います。

Simple is Better 5つの人気サイト考察 ~ユーザー登録機能~

最近の人気のサイトに見られる共通する要素として、絞り込まれた機能、考えぬかれたユーザビリテイー、スマートフォン対応、多言語、ソーシャルネットワーキングと招待機能等を挙げることができる。   そこで、今回はあらゆるWebサービスの入り口とも言える「ユーザー登録とログイン機能」について考察してみました。 「ユーザー登録とログイン機能」はあらゆるWebサービスの必須アイテムとなっていますが、この登録作業を面倒だと感じた方も多いのではないでしょうか? ここでは人気サイトがどのようにユーザー登録とサービスのフローを作っているか実例を御覧頂きます。   1. Twitter Twitterはさすがにシンプル。しかしながらしっかりとした作り込みが成されており完成度が高い。 例えば、テキストフィールドにカーソルを合わせたときの説明文や、ユーザーネーム等の重複防止、入力情報に問題がなかった場合の”OK”サイン等、技術的にはAJAXを使用したインターラクテイブな仕組みが随所に見られる。         2. Facebook         3.Youtube       4.Flickr               5.Groupon Grouponのユーザー登録は以下の5項目から成り立っています。いたってシンプルですね。 それと、注目すべきはFacebookとの連動です。CONNECTしてみましたがうまく動作していませんでしたこれはNGですね。  

Good Web Design

http://www.bakerbarrios.com 現代的シャープなデザイン。背景画像で全面をカバーし、グリッドの利いたデザインで精悍さを打ち出している。   http://conversations.nokia.com ブロク・コンテンツとソーシャルネットワークとの連携、動画などを用いたNokia+Microsoftとの提携を取り扱ったスペシャルサイト。レイアウトや明るい色使いに流行を感じさせる。   http://www.interactivemediaawards.com Design Awardを取り扱ったサイト。柔らかいカラーバランスに好感が持てる。   http://www.pfizer.com 大手企業らしいいサイト。デザイン性よりむしろブランドやメッセージに重きが置かれている。   http://www.dreamstormdesign.co.uk/ フルスクリーンとして使われているシンプルな背景とそこに乗せているコンテンツが参考になる。   http://www.etsy.com/?ref=hdr モダンな感じのするショッピングサイト。   http://store.yankodesign.com/ 無理のないスッキリとしたデザインに好感が持てる。   http://fpslandscapes.com/ リキッドデザインの中に横幅固定のコンテンツが乗っている。上下のラインとその上に乗るロゴ、重なるようにデザインされているメニュー等がうまくあしらわれている。   http://store.yankodesign.com/ 販売アイテムの特性が考慮されたしっかりしたショッピングサイトデザイン。   http://www.pattyandersonjewelry.com/ ブランドの魅力が伝わってくるデザイン。一列に並べられた画像によって直感的に何を扱っているかがよくわかる。   Other Websites – Chemical & Life Science Industry – http://www.lyondellbasell.com http://www.shell.com/ http://www.showadenko.us/en/index.html http://www.basf.com http://www.dow.com/ http://www.ineos.com http://www.sabic.com/ http://english.sinopec.com/ http://www.m-kagaku.co.jp/index_en.htm http://www2.dupont.com http://www.akorn.com/ http://www.crowleychemical.com/ http://www.mgc-a.com/ http://www.showadenko.us/en/index.html  …

Nivea — the Whitest Cream Ever

The Nivea brand is one of the most recognized body-care brand in the world. It was founded a century ago, in 1911 by the Poland and later German company Beiersdorf after developing water-in-oil emulsifier Eucerit (“beautiful wax”) to combine fats with oil for longer period. Before the conventional skin cream composition was expensive and quickly…

Websiteが備えるべき3つの視点

現在弊社では60日間に渡る“Web Development Boot Camp 2010”を実施している。 基本的にはWebsiteを作る実習である。先日はWebsiteを見る視点について話をさせていただいた。いいWebsiteとは何か?これには3つの視点が必要であると思われる。 サイトオーナーの視点: サイトを公開しているオーナー(会社)の意図するものは何か?何を伝えたいのか?管理運用体制等いわば制作者側としての視点である。これらを理解する事によって自社Website開発にも様々な意図を織り込むことが可能となる。 顧客視点: これは1ユーザーとしての個人的な主観(好き嫌い)と広く一般ユーザーを意識した客観的な視点がある。又、ユーザーは既存顧客なのか新規顧客なのかを意識し的を得たコンテンツを提供するように心掛けなければならない。 検索エンジン視点: 通常ユーザーは検索サイト経由で目的とするサイトにたどり着く。いわば検索サイトはガイド役を演じるわけだが、そのガイドさんにも「うちのサイトにはこういう情報がありますので紹介宜しく!」としておかなければならない。 次にユーザーの動きを時系列に考えてみよう。これをユーザーエクスペリエンスという。 通常ユーザーはHOMEに訪れる。そこで一瞬に「このサイトに私の求めるものがあるか否か」を判断する。そして「ここだ」と思えるものをクリックして次のページに進むわけだが、これらの一連の心理的な動きを理解・想定した上で情報を組み立てておく必要がある。これをインフォメーション・アーキテクチャーと呼ぶ。 サイトのコンテンツを組む上でも例えば物語を組むように起承転結がなくてはならない。強いて言えば3クリックで「お問い合わせ」や「購入」ページに誘導できる導線をしっかり作っておく必要がある。 よくWebsiteは問題解決ツールだと言われるが、ユーザーが抱える問題を想定し、それに回答を与える。そして、集客に繋がるような仕組みを構築していく事は単なるデザイン以上に重要である。

ユニクロ思考術

『ユニクロ思考術』佐藤可士和 ************************************* お医者さんの問診のように 僕の仕事は、お医者さんの問診と同じです。まずはクライアントから徹底的に話を聞くことから始めます。自分たちのブランドを世の中にどう認識してもらいたいのか? 本来そのブランドが持っていたはずの本質とは何だったのか、その上でいま課題になっている部分は何だろうか。それらがお互いにはっきりと見えてくるまで話し合うわけです。この過程を抜きにして、なんとなく新しいイメージだけをデザイン的につけ加えたって、なんにもならない。 最初のうちは互いに矛盾する要望が並んでしまう。ビジネスといっても暮らしのなかの普通の欲求とたいして変わらないものです。「食べたいけど痩せたい」とか「遊びたいけど金も稼ぎたい」みたいなものがどんどん出てくる(笑)。 ベクトルがあっちこっちバラバラで相反する要望に、それぞれ対症療法で向かおうとすると、本当の意味での解決策は見つかりません。そのやり方だと、またいつか同じ症状が出て、同じ薬を出すという繰り返しになりかねない。 でもそういう矛盾は、企業の本質がしっかりしていれば、話し合っているうちに「こういう視点から見れば、答えはスパっとひとつになりますよね?」と提案できるところへたどりつきます。その視点を見つけ出すのが僕の仕事です。 最初からロゴが頭にひらめくとか、いつかこういう書体でデザインしてみたかったとか、デザイナーとしてやってみたかった絵柄をここで表現させようなんていうのは、まったくない。ひらめきでやりたいことをやっている、と思われることもあるみたいですが、デザインは一人歩きはできない。まずは問診ありき、です。 ************************************* クリエイティブの力 矛盾する希望をひとつに集約できる視点が見えれば、そこからはデサインの力、クリエイティブの力の出番になる。 ここは問診と違って、あざやかに一気にやらねばならない。問診の結果をもとに、単純な足し算をしていては駄目なんです。クリエイティブの仕事にはある種のジャンプが必要だからです。模範解答的なデザインでは、「まあ否定はできないけど、感動もしないなあ」という(笑)平均点的な結果にしかならない。 美大を卒業してから僕は広告代理店に入ったわけですけど、入社する前は広告に対して「メディアを使ったアート」のようなイメージを持っていた。だから会社に入ってみたら「えーッ? 全然イメージと違う!」(笑)と驚いたこともあります。広告というのは企業の経済活動や経営戦略の一環であって、必ずしもアート的な格好いい広告をつくるのが正解とは限らないわけです。というか、格好いい広告は特別な事例。代理店での十年間で、僕はクライアントの要望とはどういうものか、結果はどうやって出していくのか、世の中の常識的なことを一から学ぶことになった。だからと言って、自分のなかのアート志向を葬り去ったわけじゃない。「ダセえなあ」と感じる美大生的な感覚は、それはそれとして維持し続けています。それがジャンプする原動力にもなっている。

日本人の多数決はいい結果を導き出せるのか?

■ビジネスパーソンが選ぶベンチャー企業ウェブサイト200選–1位はコネクティ http://v.japan.cnet.com/news/article/story/0,2000067548,20384506,00.htm ■ホームページ充実度ランキング、1位は東芝 http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20383077,00.htm 日本のベンチャー企業やWeb(ホームページ)のレベルですが、この結果をみると今ひとつかな~という印象は拭えません。一言で言えば「当たり前すぎる」 批判するには代案が必要と思いますが、例えばベンチャー企業で1位に選ばれたコネクティ。同、2位、3位の会社も含めて「これでベンチャーと呼べるのか・・・」と思うほど新規性には乏しいと感じました。これはベンチャーと言うよりうちみたいな単なる制作請負業ではと・・・。こういったサービスであればJoomlaやWordpressのようなオープンソースの方が余程いいんじゃないかというのが私の感想です。ベンチャーというからには、新規性や独自性をもっと色濃く出すべきでしょうが、それは日本では難しいのでしょうか?特にソフトやWeb関連では米国の後追いばかりですね。 東芝のホームページですが、デザインに色気つまり「美」を感じるような芸術性が無い。下手するとワイヤーフレームなんじゃないかと思うほど魅力の無いデザインで「何故これが一番なの?」と思いました。東芝のサイトとGEを比較すれば「大手サイトでも日米でこうも違うんだな」とご納得いただけると思います。 東芝: http://www.toshiba.co.jp GE: http://www.ge.com {flashtagcloud}