両極端を併せ持つ

ある方のメルマガからの抜粋です。

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経営者でも自信過剰になり、独裁に陥(おちい)っていく人が多いわけですから、徒手空拳で会社をつくり、中小企業から身を起こしてきた創業型の経営者の場合はなおさらです。では、「謙虚にして驕(おご)らず」という姿勢を守って、常に部下や周囲の意見を聞いて経営をしていればそれでいいのかといえば、そう簡単ではありません。

いつも部下と相談し、みんなの意見を聞き、いろんな知恵をもらって経営するのでは、問題は起きないかもしれませんが、迫力のない、力強さのない経営になってしまいます。トップは、強引なまでに部下を引っ張っていくことも必要なのです。こうだと決めたら、岩をもうがつ強い意志力で引っ張っていくことが求められるのです。たとえどんな小さな企業であっても、そうです。暴走しかねないくらい強いリーダーシップが企業経営には必要な局面もあるのです。 しかし、強烈なリーダーシップを持つと同時に。一方ではそれを否定するような謙虚さを兼ねていなければならないのです。いわば「独裁と協調」「強さと弱さ」「非情と温情」という相矛盾する両面を、トップである社長は持ち合わせいなければならないのです。

強いリダーシップだけでは暴走してしまうし、独裁に陥ってしまいます。謙虚さだけでは企業集団をダイナミックに引っ張っていく力強さが足りなくなります。謙虚さと強いリーダーシップの両方がいるわけです。それは、いうことは簡単ですが、実行することはたいへん難しいことです。強すぎれば社員から反発され、謙虚すぎれば社員に侮(あなど)られます。 矛盾するものをどう調和させ、実践していくのかというたいへん難しい問題を、我々は課せられているわけです。個人の人生でも企業経営でも、その矛盾をどう調和させ、どのように生かしていくことができるか、それが成功と失敗の分かれ目になります

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これは確かにありますね。弊社の場合、営業の人間は売り上げ目標があり、開発の人間には納期があります。当然この目標は死守しなければならないと激を飛ばすわけですが、一方では出来なくても怒るわけにはいきません。「まあ、仕方ないでしょう」と慰めざるを得ない状況が殆どです。かといって出来なかったことを認めているわけではありません。見事身に矛盾していますね。バランスを取っていると言えばOKでしょうか?

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