自分自身の長所がどこにあるのかわかる方法

私たちは人生の大半を仕事に費やすわけですが、その仕事が単に収入を得るためだけのものであっては悲劇的です。人間は仕事を通じ自己の役割や使命を果たしていくべきものですから、仕事がライフワークであり趣味との境が消えるようになるまで追求していくことは決して悪くはないと思うのです。事実、私自身は仕事と趣味が同一化してしまっていますので、好きなことをやらせて頂いている境遇に感謝することがよくあります。そんな私から見れば安易に転職活動に勤しんでいる人達は非常に滑稽に見えてしまいます。確かに優遇された雇用条件は大切かも知れませんが、それ以上に「自分は何をしたいのか」を追求すべきでしょう。そのためには先ずは自分自身を知ることからはじめてみたいものです。

6つの質問があります。

  1. 自分の性格的な長所(人と話すのが好き、物を作るのが好き・・・)。
  2. 得意なこと(スポーツ、絵を描く、料理を作る・・・)。
  3. 信条(鶏口となるも午後となるなかれ、縁の下の力持ちに徹する・・・)。
  4. これまでのめり込んだこと、楽しかったこと(車の運転、パソコン、映画・・・)。
  5. やっていて飽きない事、苦にならない事(文章を書く、人の世話をする・・・)。
  6. やってみたい事、あこがれている事(映画制作、介護、社長業・・・)。

まずこれらの項目に回答を出したら、これをもとに数人のグループで、今度は他人も交えてディスカッションをします。そして自分が思った6つの項目がどんな意味をもっているのかを導き出すのです。各項目に対応する「気づき」は次のようになります。

  1. 自分の性格的な長所—-「その人の全体的特性」がわかる。
  2. 得意なこと—-「生まれ持ったそのひとの特性」がわかる。
  3. 信条—-「その人の生き方の願望」がわかる。
  4. これまでのめり込んだこと、楽しかったこと「その人の潜在的な能力の存在」が示唆される。
  5. やっていて飽きない事、苦にならない事—-「その人の使命、役割」が暗示される。
  6. やってみたい事、あこがれている事—-「その人の現在の夢、願望」が示唆される。

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