最近のサイトはHTMLベースでの会社案内サイトはぐ~んと減り、殆どのプロジェクトはカスタマイズされたEコマースやCRM、そしてCMSを駆使したもので構築の難易度もさることながら管理の面でも気が抜けない。
特にデータベースを使ったサイトというものは時々おかしくなるものだ、メンテ無しで10年近く稼動しているサイトもあるにはあるが危険度は高いのでサイトが健康なうちにバックアップを正しくとっておくことを強くお勧めする。
バックアップを正しく取る、つまり障害が起きた際どういう手順でリカバリーするのかを押さえる必要がある。くれぐれもバックアップファイルがあるだけで安心してはならない。
ということで、幾つかのチエックポイントを挙げ実際にバックアップとリカバリーの検証をしてみました。
障害に様々なタイプがある。単にスクリプトエラーが出る程度のものから、データベースのデータが消えてしまうとか、HDDが潰れてしまうとか・・・・。
バックアップの基本は以下のファイル(データ)が取れている事。
- HTML,CSS,JavaScript、PHP, Image 等のサイトを構成しているファイル
- Data Base
- Email Account
- SSL
今回は弊社で使っているWHM/Cpanelを使ってテストしてみました。
- ファイルは消しても復元できました。
- MySQLについては消した後も復元できました。
- Emailアカウントとメッセージは未確認。
- SSLのCertificateに関しては未確認。
ポイント
- サーバー内は常に整理整頓しておこう。いつのまにか不要なファイルがたまり全体のサイズが必要以上に膨れ上がっていることはよくあるが、サイズが重いとダウンロードとアップロードに支障をきたす。不要なデータベースも削除しておく。
- サイトが完成した瞬間のバックアップはマスターとしてしっかりCD-ROMに焼いておく。
内容はPSDやFLA等のソースコード、サイト構成ファイル、データベース、ドキュメンテーション等 - 本番サーバーとは別に、正常に動作している状態で開発サーバーに残しておく。(Portfolioとして使用可)
- パスワードは一定時期に更新するように。