トマトの話

興味深い話です。恐らく人材育成もそうなんじゃなかと・・・。

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ある農家の方が、4つのグループに分けてトマトを栽培したそうです。
4つのグループを同じ条件で栽培しました。ただ一つだけ違っていたのは、トマトにかけた「言葉」です。

Aのトマトには、毎日「褒め言葉」をシャワーのように浴びせました。
「おまえは赤くてかわいいね」というふうに。
Bのトマトに対しては、毎日けなしました。
「赤けりゃいいってもんじゃない!」というふうに。
Cのトマトには、褒め言葉もかけず、けなしもせず、かわりに毎日
こんな言葉を掛けました。
「おまえは自由にしていいんだよ。赤くなりたきゃ赤くおなり。緑がよかったら、緑のままでいいんだよ」
Dのトマトには、何も言葉をかけず(無視)、ただ世話だけしてやりました。

さて、この中で一番美味しかったトマトは、どれでしょう?逆に、一番まずかったトマトは?

まとめるとこうです。

A=褒める
B=けなす
C=自由にしていいんだよ。
D=無視。

特にAとCはどんな違いがでるんでしょう?
その前に、まずは一番まずかったトマトは予想がつきますよね。
これは予想通り、Dの無視されたトマトでした。
では問題の一番おいしかったトマト……
これが深いんです。

Aの褒められて育ったトマトは、ものすごく甘くて美味しいんだけど、
味に深みや広がりがなかったんだそうです。
Cの「自由にしていいんだよ」と育てられたトマトは、
甘みはほどほどでも、食べた瞬間にトマトの味がフワーっと口の中に広がり、
食べ終わったあとにもその心地よい余韻が残って、
なんともいえない深みが感じられたそうです。
さて、問題はBのけなされて育ったトマトです。
ものすごくマズかったのですが、
なんと、他のどのトマトよりも美味しいトマトが1割ほどあったというのです。

人間でも、褒められて伸びるタイプと悔しさで成長するタイプがいますから
1割のトマトは、「なにくそ~! 負けるもんか!! 」って、がんばったのかもしれません。

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