果たして「不老不死」ってあるんでしょうか?有名なのはベニクラゲですね。ベニクラゲは死ぬ直前(?)にポリプ状に戻り、若返りを行ないます。やがて生まれたばかりの姿に戻って、再び成長を始めるそうです。これを繰り返すわけですから事実上死なない訳ですね。但し、くらげの場合は一つの固体が何千年も生きて怪物のようになったりはしません。そうなる前に他の生物に捕食されてしまいます。
では、最古の生命体って何でしょうか?私は樹木だと思います。他に何百年何千年と生きている生物は無いと思います。では、幾つか見て行きましょう。
縄文杉 樹齢2170~7200年。屋久島には過去2回ほど足を運んで縄文杉を拝まさせていただきました。ホント凄い迫力でしたね。ご覧になられた方は皆さん感動されたんじゃないでしょうか?
ブリスルコーンパイン 樹齢4700~5000年。インヨー国立森林公園(カリフォルニア)
世間一般的には最古の樹木とされるのがこのブリスルコーンパイン です。
Old Tjikko ノルウェー・スプルース(スエーデン)樹齢9500年。
これが噂の世界最高樹齢の木です。樹齢9500年には見えませんが、根っ子にその秘密があるそうです。生物で言うベニクラゲのように一種の不老不死状態ですね。
オリーブ(クレタ島 ギリシャ)
樹齢3000~5000年。地中海沿岸諸国にはオリーブの古木がいたるところにもあります。
エルサレム(イスラエル)にも2000年前にイエスキリストが祈ったオリーブの木があり歴史を感じさせます。
パンド – The Trembling Giant – (ユタ)
樹齢なんと8万年!これは一本の木ではなく、クローン増殖によるコロニーを形成している森です。つまり、地下で根っ子が繋がっており事実上1つの生物なんですね。映画のアバターを想起しました。永遠の生命ってあるものなんですね。
http://en.wikipedia.org/wiki/Pando_(tree)