次世代SNS、Pinterestとは?

2011年、日本ではソーシャルメディア元年といわれ、世界に比べ遅れがちであったFacebookの日本国内普及も急速に早まりました。

しかし、一方で本場アメリカではFacebookをやっていることは前提のように、インフラ化し、連絡先を聞くと同時に、あるいはそれよりも早くFacebookアカウント聞くことが当たり前のようになっています。

そんなアメリカで、次のSNSとして注目を集めているのが「Pinterest」。

Pinterestとは「オンライン・インスピレーションボード」や「ビジュアル・スクラップボード」と呼ばれる、画像に特化したバーチャルなピンナップボード・サービスのことで、ユーザーは自分のお気に入りの画像を簡単に投稿・共有することが出来、他のユーザーが投稿した写真で気に入ったものがあれば、評価(like)をつけたり、自分のボードに貼り付け(repin)することも出来ます。

詳しい使い方については、ソーシャルメディア研究所の熊坂仁美さんが説明されているわかり易い動画がありましたので、
こちらをご覧ください。

これまで流行ってきた数々のソーシャルメディアに比べ、文章を書く必要も自らコンテンツをアップする必要もなく、ユーザー動作が非常に簡単であること、美しいビジュアルとスクロール式のインターフェースで鮮烈な印象の画像情報が一度にたくさん得られることなどから、急速に実に80%を占めるといわれる女性ユーザーを中心にユーザー数を増やしています。

(2011年12月時点 Google Ad Plannerによるデータ)

FacebookやTwitterをはじめとした従来のソーシャルメディアが時間軸に沿った情報発信なのに対し、Pinterestでは情報の新旧は問題ではありません。ユーザーにとって興味深いコンテンツは、ユーザーが作成した特定のボードにRepinされることにより、継続的に掲載されることになり、またユーザーのボードやトップ画面に表示されることにより、そこから別ユーザーへの拡散がされていきます。この拡散されていくスパイラルは「興味/趣味/センス」を媒介とした新たなネットワークでの繋がりであり、Facebookを中心としたリアルライフの人間関係を深める従来のソーシャルツールとは一線を画す存在といえるでしょう。インターネットを介した趣味やセンスによる人との繋がりはたとえ相手のことを全く知らずとも、強い関心をもつことになるため、到達したいターゲット層への情報拡散スピードも早く、そしてその範囲も実社会以上に無限の可能性を持っています。

【参考URL】
画像ベースのソーシャルメディア TumblrとPinterestの勢い加速
http://webdacapo.magazineworld.jp/top/media/71905/

台頭するPinterest、SNSマーケティングに新風
http://webdacapo.magazineworld.jp/top/media/71132/

SNSのトレンドを先取り Pinterest 、女性ユーザーを虜にする。
http://webdacapo.magazineworld.jp/top/media/71118/

米国で大人気の画像キュレーションSNSはこれだ!
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20120111/226035/?P=1#author_profile_tag

Pinterestは次期SNSとして日本でもヒット?!
http://www.netventure-news.com/news_ausoit8Jxm.html

なぜ女性はPinterestにハマるのか?

なぜ女性はPinterestにハマるのか?

12月統計でも伸びを示したTumblr、Pinterest。「ソーシャルインタレスト」はさらに拡大の見込み
http://jp.techcrunch.com/archives/20120113myinterest/

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