変わらぬこだわりと変えていく勇気

先日、「1坪の奇跡ー40年以上早朝から行列がとぎれない吉祥寺「小ざさ」味と仕事」という本を読みました。著者はたった1坪の店舗で羊羹(580円)ともなか(54円)だけを売り、年商3億円を稼ぐ老舗の和菓子や「小ざさ」の女店主、稲垣篤子さん。祖父の代から続くこの店を60年以上に守り続けています。

本書の中で特に印象に残った言葉があります。
「小ざさの羊羹ともなかの味は変えることなく、そして変わらずお客様に気持ちよくお買い求めいただけるように、常に時代の変化に対応していかなければならない、そう思っています。」

この言葉通り、商品の質は守りつつ、数年前から店頭販売に加えてインターネットでの販売を始め、順調に売上を伸ばしているそうです。

長く愛される企業の秘訣を物語っていると感じました。

いつの時代も決して大きく強い企業が生き残るわけではなく、変化に適応できたものだけが生き残るのです。
そしてそこには、変えてはならない企業の根幹、「こだわり」がなくてはなりません。

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