蘇る熊本城!

一週間のお休みを頂いて日本帰省してきました。

ちょうど私の実家熊本では、熊本城築城400年記念として様々イベントが開催されていました。
蘇る熊本城!として、その中でもひときわ注目されていた本丸御殿の復元。4月20日に復元完了、
私が行った当日は、一般公開されたばかりとあって、平日の閉館間際だったにもかかわらず多く観光客で賑わっていました。
(こんなに見物客が多い熊本城は今まで見た事がない!)

さて、期待の復元ですが、これがスゴかった!

1607年に、加藤清正によって築城され、西南戦争時に天守閣と共に全焼してしまったのですが、
今回の復元工事では築城当時の構造と工法を再現し、忠実に忠実な復元をされたそうです。

発掘遺物を参考に、全体の間取りはもちろんの事、瓦の一枚一枚から土壁塗りに至るまで、
現存する櫓等を参考に熟練の左官職人の手により作業を行なったそうです。

60畳もある大広間や、藩主の居間として使用されていた昭君之間も格調高くて立派だったのですが、
私が一番気に入ったのは、「大御台所」でした。囲炉裏の復元には直下から発掘された石が使用されていて、ここでも本物を感じます。そして、火をおこす部屋であるため、小屋裏は煙出しのある吹抜けとなっており、巨大な丸木を使った吹き抜けの小屋組みが圧巻でした!

復元の際に使用した木材は全て国産材で、そのうちの半分は熊本産の木材だそうです。
一見では分からないところにこだわる、本物にかける意気込み、プロの職人技を肌で感じた一日でした。

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