聖地エルサレムに行ってきました。

聖地エルサレムに行ってきました。この場所以上に濃厚な歴史を刻んでいる所は他にはないでしょう。故に政治的にも宗教的にも非常に複雑な問題を抱えているわけです。まさに中東の火薬庫ですね。町には弾丸の爪痕が沢山残っています。

ご存知のように、エルサレムはユダヤ教・イスラム教・キリスト教の聖地。嘆きの壁、聖墳墓教会、岩のドームといった各宗教ゆかりの施設を訪れる巡礼者が絶えない。嘆きの壁の上は神殿の丘と呼ばれる、かつてのエルサレム神殿の跡で、ここにはイスラーム建築の傑作とされる岩のドームが建っている。岩のドームの地下には最後の審判の日にすべての魂がここに集結してくるとされる「魂の井戸」がある。

エルサレムの他にはキリスト誕生の地ベツレヘム、死海写本が見つかったクムラン洞窟、死海(海抜マイナス418メートル)等を観て回りました。死海の塩分濃度は海水の10倍あり、自分も試してみましたが体が浮きます。ホロコーストミュージアムも印象的でした。そして何より唸らされたのがユダヤ人そのものです。

ユダヤ人の優秀さはよく耳にしますが、やはり異質なレベルの教育がなされていると思いました。例えば神殿の近くではタルムード等を朗読する場所があるのですが、小さな子供が分厚い本をひたすら読んでいます。そういう光景をよく見かけました。勿論、子供だけではありません。帰りの飛行機で隣に座ったユダヤ人の若者の鞄には10冊ほど手垢の付いた本が入っていました。そこで「いや~ユダヤ人は勉強熱心だね。こんな分厚い本をよく読めるもんだ」と言うと、「本を読む?NO、私は神の言葉を学んでいるんだ」と真顔で言われてしまいました・・・。脱帽です。日本では少年ジャンプより厚い本を読んでる人まずいませんよね。

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