USPの真意

お客さまはなぜ買うのでしょうか?それはその商品を手に入れる事によって得られるベネフィットがあるからです。 「究極のマーケティングとは、マーケティングをしなくとも売れてしまう商品を作ること。」あなたの商品やサービスが、お客さまが喉から手を出して欲しがるようなものであれば、あなたの商品は順調に売れていきます。 市場に商品が溢れる今日、他の商品とは違う特徴を打ち出していかなければお客の目に留まることもままなりません。そこで叫ばれているのがUSP(Unique Selling Proposition, 独自の売り)です。 「独自性があればいいのか」そう思うあなたは半分しか解っていません。実はUSPには2つの側面があるのです。 その1つは、お客様にとっての利点・・・「ベネフィット」 もう1つの側面は、あなたの経験、実力、実績、こだわり・・・「特徴」 皆様は、「あなたの商品やサービスの何が特別なんですか?」という問いに、明快かつ具体的に説明できますか?これに胸を張って答えられない限りは、皆様の商品が売れることはないでしょう。考えてみてください。お客様はなぜ、皆様の商品を購入する必要があるのでしょうか?他にも競合の商品がある中で。他にも代替商品がある中で。一方、お客さまの資源(お金、時間etc)は有限です。選ばれるには明確な「理由」が必要なのです。お客さまは、なぜ皆様から買う必要があるのでしょうか?その理由を明快かつ具体的に説明できますか? それでは、商品やサービスのUSPは、どうやって作り上げるのでしょうか? 1.広い選択肢 2.大幅なディスカウント 3.的確なアドバイスや補助 4.利便性(ロケーション、豊富な在庫、配達の早さなど) 5.最高級の製品(サービス) 6.迅速なサービス 7.特別な各種サービス 8.長期的な保証、または広範囲にわたる保証 9.その他、ライバルには提供できない特別な点、有形・無形の利益、価値のある特典 結局、USPに於いては、お客の得られるベネフィット、結果は何なのか?それを訴えなければ意味がないのです。

仕事に大切な「素直さ」

命懸けの戦いとは、 過去の実績や栄光を排除し、 いま、ここにいる自分の力がすべてと考え、 あらゆる才能を駆使して 勝負に集中する戦い方をいうのです。 これには「素直」でないとできません 林成之(日本大学大学院総合科学研究科教授) —————————————-

自分を説得できるか 

自分自身を説得できるかどうかが、成功の第一条件。                   孫正義(ソフトバンク社長) 自分のやっていることと、本心が一致しているか考えてみよう。 自分の行動の邪魔をしているのは、他人ではなく自分自身かもしれない。 本心と行動を一致させて、迷いをなくし全力を出し切ろう。

半人前と一人前は何が違うのか

本当に権限が欲しいならば、しかもそれが顧客の為になるならば、与えられるのを待っているのではなく、みずから奪いにいくべきでしょう。日本アイ・ビー・エムの取締役専務執行役員に内永ゆか子氏がいますが、彼女が新人だった頃、男女雇用機会均法はまだ制定されておらず、一般女性職員の深夜残業は禁止されていました。しかし、最高の仕事を成し遂げるには時間が足りなくて、女性トイレに隠れて仕事をしていたそうです。 (中略) ヒナは、親鳥が餌を運んでくれるのを、巣の中で口を開けて待っています。でも、一人前になれば、自分で餌をとりにいきます。あなたがプロフェッショナルを自負するならば、もう答えは出ているはずです。それは「半人前と一人前は何が違うのか」という問いへの答えでもあります。 ザ・プロフェッショナル~p21~ 大前研一 ****************************************************** いや~凄い話ですね。勿論、弊社ではここまで要求する気はありませんのでご安心下さい。但し、半人前と一人前は何が違うのかという問いかけに対しては見解を同じくしています。 今回はよくある要求についてLotusとしての見解を纏めて見ました。 1.給与(報酬)について 「もっと給料を上げて貰いたい」とは誰しも思う自然な感情でしょう。私自身も同じで給料を10倍にしたいと願っています。勿論、社員に対してもフェアであり出来るだけ報いてあげたいと思っています。 肝心なのはそれに見合うだけの成果が出ているか否かです。「こんなに頑張っており、成果も出ているんだからもっと払ってあげよう」そう思わせる事が出来るか否かは、本人自身にかかっているといえるでしょう。会社自体も同じことです。より収益を上げたいのならそれに相応しいサービスや商品を提供していくこと以外には道はありません。報酬とは会社業績に対する分け前ですから、会社の利益に貢献してはじめて自分にも分け前が落ちてくると思ってください。残念ながら期待の時代はもう終焉を迎えました。 2.自由(裁量)について 「もっと自由や裁量が欲しい」これも誰しも思うことです。特に優秀でモティベーションの高い人は少なからずそう思っているでしょう。人間は基本的には自由です。会社や他人の指示に従って生きれるものではありません。 但し、ここで言う「自由」とは勝手気ままなことをさすのではありません。本当の自由には責任が伴い、自分がその責任を取るという覚悟や、自分を信じる勇気が必要なのです。もしあなたが、自分の力を信じ、行動や結果に対する責任を持つという覚悟があるならば自由はあなたのものです。私はその自由を尊敬し応援したいと思います。 こういう風に考えていくと、自由とは与えられるものではなく、自ら創ることが出来るものだと言えますね。自由とは書いて字の如く「自らに由る」事なのです。決して「他に由る」ことではありません。真の自由とは何かということを理解していない人に真の自由を与えることが出来るでしょうか?それはありえないように思えます。 手入れを怠ると人間の心には雑草が生えるものです。それに従って行動も安きに流れることでしょう。例えば会社が「勤務時間自由」を宣言したとしましょう。恐らく99%の人は安易な方向に流れます。昼過ぎに出社するとか、欠席や早退が多くなるとか・・・・。容易に想像できますね。でも、成功する人は自らを律し早朝出勤できる人だと思います。自由だからこそどちらを選ぶかはあなた次第になります。殆ど全ての人は成功を願いますが、行動は逆方向だったりするわけです。 Lotusでは人間を創っています。それとあわせてWebも創っています。 質の高い作品を作るためには、その作者自身の質が高められなければならないと考えています。  

心を込めて仕事をする

Do your work with your whole heart, and you will succeed – there’s so little competition. Elbert Hubbard 心を込めて仕事をしなさい。 そうすればあなたは必ず成功する。 なぜなら、そういう人はほとんどいないからである。

大きい鉄の玉を転がす

私はビジネスを大きい鉄の玉だと思っています。力を振り絞って押しても微動だにしない・・・。しかし、何年も押している間にだんだん筋肉がついてくる。そして、押すのを手伝ってくれる人も現れる。力とベクトルをあわせて頑張れば大きい鉄の玉が少しずつ動き出す。そして一旦動き出したらしめたもの。力を入れなくてもどんどん転がります。 同じような譬えですが、よくゼロから火を熾すのは難しいですが、一旦ぼうぼうと燃え出すとあとは火を絶やさないようにすればOKなんですね。 ロバート・キヨサキはこう言ってました。自分には2人の父親がいる。仮に家を買うとする。一人は「I can’t afford this (私には手が出ないね)」といい、もう一人の父は「How can I afford this?(どうやって手に入れよう)」と考える。諦めればそれ以上前には進まないが、「どうやって手に入れよう」と積極的に考えることで脳が活性される。ロバートによれば金儲けとはまさにこれで、毎日ジムに通って体を鍛えるように、頭の方も鍛えなければならないわけだ。勿論、5年、10年すれば両者には歴然とした差が出る。 「そんなことは当然だよ」と殆どの人はこの話に賛同するだろう。しかし、本当に我々は自分自身が手に入れたいものに対して積極的に取り組んでいるだろうか?自分自身の夢や希望に対して半ば諦め現状に自己満足していないだろうか? 自分自身の可能性を信じ「出来るはずだ」と信じることが出来る人間がその目標に向かって努力することができる。その努力はやがて成功体験になり、「自分には出来る」という信念をつくり、成功を次々と勝ち取ることになる。

 『南大門仁王像 大修理/運慶に挑んだ30人』