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真の”グローバルリーダー”とは_内永ゆか子 ベルリッツCEO

今週ご紹介するカンブリア宮殿のゲストは世界70カ国以上、550拠点を数える世界企業、英会話学校Berlitzを束ねる日本人女性経営者・内永ゆか子氏です。

2007年に起きたNOVAの破綻以降、相次ぐ英会話学校の不況・倒産を乗り越え、Berlitzが勝ち残った理由。それは、他社にはない「独自の強み」を打ち出し、ターゲットを絞った戦略にあります。

・英会話学校に留まらない、「グローバル人材育成企業」としてのブランド確立。
-”世界で勝てる”日本人経営者、日本企業を作るための英会話学校。

・ビジネスに特化した英会話教室としての実績と評価。企業向け英会話研修3,000社以上。
-楽天やユニクロの「社内英語公用語化」といった企業の英語ブームの火付け役。

・参加費用500万円のGlobal Leadership Training。
-ニッチだが、今の時代に確実に需要がある。

ガラパゴス化で国内市場や社内ノウハウだけに目を向けていたのでは生き残れない時代に、これまでの日本企業のモノカルチャーなあり方に警鐘を鳴らし、世界で活躍できるグローバルリーダーを育てるという新たなニーズにいち早く目を付けた先手必勝な戦略です。…

不況の時こそ努力が報われる。_永守重信 日本電産㈱社長

カンブリア宮殿100回記念のゲストは創業35年、精密小型モーターで世界トップシェアを誇る売上高7400億円(2007年)のB2Bビジネスの大企業、日本電産株式会社(京都)の創業社長、永守重信氏。

永守氏は赤字で倒産寸前の企業を次々と買収し、買収先の社員を一人もクビを切らずに黒字へと転換させるその経営手腕から「V字回復の達人」と呼ばれます。
今回のカンブリア宮殿では、そんな永守社長の技術と交渉力でわずか4人の町工場から一代で大企業へと成り上がった波乱の人生とそこから生まれた永守イズム、そして買収先の企業を束ねる正しいM&Aの行い方を取り上げていました。
M&Aを繰り返し、グループ企業数なんと140社を数えるマンモス企業の社長はさすが鋭い眼光と言うことが違います。その仕事に対する厳しい姿勢から、問題発言が とりざたされることもある永守氏ですが、創業以来35年間欠かさず毎朝6時50分出社、1年365日休みは元旦の午前中だけという彼自身の姿を見れば、誰も頭が上がらないのではないでしょうか。

今回はそんな彼の経営哲学のまとめをご紹介します。…

Catalyst Foundation

この度弊社では、Catalyst Foundation様のWebサイトリニューアルを担当させていただきました。 主に集積回路に関する研究開発をサポートする財団法人であるCatalyst Foundation様はアカデミックで堅実な団体であるというイメージを保ちつつ、機械的で無機質な印象が強かった以前のWebサイトから、より身近な存在としてイメージを発信できるようWebサイトを一新されました。 トップページには、アカデミックで専門的な写真とヒューマニティが感じられる写真を組み合わせたスライダーを導入し、ビジュアル的にも財団の活動内容と「電子回路研究開発が社会や環境の未来と深く関わりある」というテーマがイメージしやすいデザインに致しました。 また、CMS(コンテンツ管理システム)を導入した事で、今後定期的にお客様ご自身で更新管理が行いやすい設計になっています。 ◆Catalyst Foundation http://www.catalyst-foundation.org/  ◆ Catalyst Foundation様のご紹介 The goal of the Foundation is to contribute to the fusion of scientific and engineering research. To provide a concrete paradigm, it fosters university cross-disciplinary research projects in which at least one discipline is related to analog or mixed analog-digital integrated circuit design…

Web活用度診断テスト

Web活用度診断テストが出来るURL (Webサイト診断テスト・チェックリストが一般公開されているサイト) 日本語 株式会社ユービー(HP診断)  http://www.ubnet.co.jp/web/check.php EC Service (ECに特化)http://www.ec-service.jp/tips/2_ec_1.php Fujitsu WebInspector 5.1(主に高齢者・障害者にとってのウェブサイトアクセシビリティを診断する) http://unilab.co.jp/check/index.html 有限会社ネット・フォー(Webユーザビリティ診断) http://www.netfor.jp/research/usability/diagnosis.html ウェブフォース株式会社(英語サイトのユーザビリティ) http://www.webforce.co.jp/webdevelopment/self_check.html ユニインターネットラボ株式会社(EC特化のチェックリスト)http://unilab.co.jp/check/index.html 株式会社環(HP診断)http://business.rakuten.co.jp/kan/034264/ Web Accessibility Toolbar 1.2.1 日本語版(アクセシビリティを確認するための無料ツールバー) http://www.infoaxia.com/tools/wat/index.html 英語 The Best Damn Web Marketing Checklist, Period(Webマーケティング特化。かなり細かく詳しい。) http://www.polepositionmarketing.com/library/ebooks/web-marketing-checklist.pdf 25-point Website Usability Checklist(ユーザビリティ) http://www.usereffect.com/download/checklist.pdf W3C‘(World Wide Web Consurtium)(アクセシビリティチェックのスタンダード)http://www.techsoup.org/learningcenter/access/archives/page9410.cfm Cameronmoll(アクセシビリティ)http://cameronmoll.com/downloads/Web_Accessibility_Checklist.pdf ADA Tool Kit for State and Local Governments(アクセシビリティ公共機関政府機関に特化)http://www.ada.gov/pcatoolkit/chap5chklist.htm Keynote NetMechanic(ユーザビリティ)http://www.netmechanic.com/news/vol7/design_no4.htm Web Site Usability Checklist by Janet…

「全脳思考」についての思考

            神田昌典さんの「全脳思考」をBookOff($14)で手に入れた。アマゾンの評価では意外にも辛辣なコメントが多いのだが、個人的にはそれなりに学ぶべきものが多かったのでまとめてみることにした。 どの部分に共感できたかということを一言で表現すると「従来の経営戦略やそれに伴うマーケティング手法が通用しなくなってきている」ということである、これはある意味誰もが感じていることではないだろうか?問題は「じゃ、何をどうすればいいのか?・・・」という事である。大きな変化の直接的な要因としてはインターネットの普及が第一に考えられ、そのインターネットを味方につけてどう戦うのか、或いは生き残るのかは現代の経営に於いて「必須」のテーマであると言える。そこまでは誰でも解る。「ソーシャルメデイアの活用だ!」そこまではサルでも言えるかもしれない。 本書は2009年出版なので、話の随所に「検索」が出てくる。恐らく、2011出版ならば「ソーシャルメデイア」になっていたかもしれない。   商品流通戦略よりも情報流通戦略がカギになってきている(P125 )   さて、世の中がどう変わったのか?そしてその変化をどうビジネスの中に活用すべきかという点において神田氏が提唱するのが「営業せずとも顧客が集まる、五つの新原則」である。内容はこうだ。   営業せずとも顧客が集まる、五つの新原則 指名検索 知識社会において、購入を判断する真実の瞬間には「検索」がある。 検索を促すネーミング 収益をあげるためには、指名検索されるような事業でなければならない。そのためには記憶に残るネーミングが重要となる。 自己投影型消費を支える物語 ネーミングは、その背景にある物語を「答え」として引き出す「問い」である。 物語にスムーズに入り込める導線 会社や商品が持つ物語は、買い手が自己投影できる内容でなければならない。 サブエピソードを共有する場 企業は、自己投影した顧客がサブエピソードを共有する「場」を用意いなければならない。 指名検索 その「場」に繰り返し触れた新たな買い手は、購入に向けて機が熟したときには、衝動的に指名検索することになる。   従来から用いられているマーケティングの4P/4Cと合わせて考えると面白いものが見えてくるかも知れません。 Product(製品)⇔Consumer(消費者のニーズやウォンツ)あるいはCustomer solution(顧客ソリューション) Price(価格)⇔ Customer cost(顧客コスト) Place (流通)⇔ Convenience(利便性) Promotion(プロモーション) ⇔ Communication(コミュニケーション) 特に、Place(流通)は4Pが考案されたことろは全く状況が違い、それに応じてProduct(製品)も変えていかないといけないかも知れません。そのヒントが「自己投影型消費」と言えると思います。これはピンと来る人は少ないかも知れませんがここが結構深いところだと思います。   さて、この五つの原則が循環していく中で中核にあるものが「真空」であると著者はいいます。「?」ですね~。神田氏ぐらいのレベルであれば、あえて読者が解らないことを言い出すのもいいかもしれませんね。勿論、この真空を別の言葉「ストーリー・ストリーミング・コンセプト(SSC)=物語を溢れさせる中核的なメッセージ」と言っていますが、私はこれを「共感を呼ぶミッションステートメント」と解しました。つまり大義名分のある企業理念ですね。当然、そこにはなぜその理念に至ったのかという質問に答える共感出来る物語がなければなりません。 余談になりますが、真空とは東洋哲学的には「空」や「無」という概念かもしれません。数字で言えば「0ゼロ」これは何も無いということではなく組み合わせるものによって自由無碍に変化できる存在です。   事業に於ける経営理念の重要さは既に語りつくされていると言えるでしょう。しかしながら、この部分が一番難しいいと皆さんおっしゃいます。企業の存在意義をどこに置くべきかは実に深い課題ですね。   本書をもう少し読み込んでから続編を書きます。 (続く)

Twitter Web Intents Sample

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8万年生き続ける地球上最古の生命体!

果たして「不老不死」ってあるんでしょうか?有名なのはベニクラゲですね。ベニクラゲは死ぬ直前(?)にポリプ状に戻り、若返りを行ないます。やがて生まれたばかりの姿に戻って、再び成長を始めるそうです。これを繰り返すわけですから事実上死なない訳ですね。但し、くらげの場合は一つの固体が何千年も生きて怪物のようになったりはしません。そうなる前に他の生物に捕食されてしまいます。 では、最古の生命体って何でしょうか?私は樹木だと思います。他に何百年何千年と生きている生物は無いと思います。では、幾つか見て行きましょう。   縄文杉 樹齢2170~7200年。屋久島には過去2回ほど足を運んで縄文杉を拝まさせていただきました。ホント凄い迫力でしたね。ご覧になられた方は皆さん感動されたんじゃないでしょうか?   ブリスルコーンパイン 樹齢4700~5000年。インヨー国立森林公園(カリフォルニア) 世間一般的には最古の樹木とされるのがこのブリスルコーンパイン です。   Old Tjikko ノルウェー・スプルース(スエーデン)樹齢9500年。 これが噂の世界最高樹齢の木です。樹齢9500年には見えませんが、根っ子にその秘密があるそうです。生物で言うベニクラゲのように一種の不老不死状態ですね。   オリーブ(クレタ島 ギリシャ) 樹齢3000~5000年。地中海沿岸諸国にはオリーブの古木がいたるところにもあります。 エルサレム(イスラエル)にも2000年前にイエスキリストが祈ったオリーブの木があり歴史を感じさせます。   パンド – The Trembling Giant – (ユタ) 樹齢なんと8万年!これは一本の木ではなく、クローン増殖によるコロニーを形成している森です。つまり、地下で根っ子が繋がっており事実上1つの生物なんですね。映画のアバターを想起しました。永遠の生命ってあるものなんですね。 http://en.wikipedia.org/wiki/Pando_(tree)

エコロジカル・フットプリント 【英】ecological footprint

人間活動により消費される資源量を分析・評価する手法のひとつで、人間1人が持続可能な生活を送るのに必要な生産可能な土地面積(水産資源の利用を含めて計算する場合は陸水面積となる)として表わされる。 例えば、あるエコロジカル・フットプリントでは、1)化石燃料の消費によって排出される二酸化炭素を吸収するために必要な森林面積、2)道路、建築物等に使われる土地面積、3)食糧の生産に必要な土地面積、4)紙、木材等の生産に必要な土地面積、を合計した値として計算される。この場合、アメリカで人間1人が必要とする生産可能な土地面積は5.1ha、カナダでは4.3ha、日本2.3ha、インド0.4ha、世界平均1.8haとなり、先進国の資源の過剰消費の実態を示すものである。 これは人間が地球環境に及ぼす影響の大きさとみることもできることから、エコロジカル・フットプリントつまり「地球の自然生態系を踏みつけた足跡(または、その大きさ)」と呼んでいる。   日本並の消費社会を支えるために必要な地球は「2.3個」 1ヘクタール()は、1辺の長さが100m の正方形の面積である。 2.3ha = 5.6acre Manhattan 22.96 sq mi (59.5 km2)   人口爆発 世界人口は長く緩やかな増加を続けてきたが、19世紀末から現在に至るまで「人口爆発」と呼べるほどのスピードで急増した。西暦1年頃に約1億人(推定)だった人口は1000年後に約2億人(推定)に増え、その後1900年には15億人にまで増えた。それから約100年後の現在は65億人に迫る勢いである。今後は更に人口の増加が見込まれ、西暦2050年以降は100億人に達することが見込まれている。

環境問題、地球資源と経済に間する調査

機会があったので改めて地球資源の限界にと経済成長について資料調査し考えをまとめてみた。   生きている地球レポート(いきているちきゅうレポート)とは、[3](WWF)が発行している環境問題についての報告書。地球環境とそれに対する人間の活動による影響について考察を行なっており、1998年から隔年ごとに発行されている(直近は2008年版)。 「生きている地球指数」(LPI:Living Planet Index)と「[3]」(EF:Ecological Footprint)の二つの指標を用いて、20世紀後半(1960年代/1970年代)から発行時までの地球環境の変化、および近未来の変化について考察・提言を行なっている。   エコロジカル・フットプリント(ecological footprint:EF)とは、地球の環境容量をあらわしている指標で、人間活動が環境に与える負荷を、資源の再生産および廃棄物の浄化に必要な面積として示した数値である。通常は、生活を維持するのに必要な一人当たりの陸地および[2]の面積として示される略語。以下では、略語EFの表記を用いる。 EFの元になる概念は、1990年代初期にカナダのブリティッシュコロンビア大学のウィリアム・リースとマティス・ワケナゲルにより、「収奪された環境収容力(Appropriated Carrying Capacity, ACC)」として提唱された[3]。この用語が難解であったため、「人間活動が地球環境を踏みつけにした足跡」という比喩に基づき、「エコロジカル・フットプリント(EF)」と言う用語に変更された。文献にこの用語が用いられたのは、1992年のリースの論文が初出である[4]。 リースがEFに与えた定義は、「ある特定の地域の経済活動、またはある特定の物質水準の生活を営む人々の消費活動を永続的に支えるために必要とされる生産可能な土地および水域面積の合計」[5]である。EFは、生物学的な生産力と比較することによって、[11]ができているかあるいは需要過剰(オーバーシュート)となっているかを明らかにする指標として使われている。     日本全体の人間活動によるEF(1990/1991年)は、実際の国土よりも15.4倍も広く、オーバーシュートしていること示している。 『生きている地球レポート2006』では、世界全領域でのEFが生物生産力を上回るオーバーシュート状態は1980年代に起こったと記載している。2003年時点では、一人当たりのEF・生物生産力は、2.2(gha/人)と1.8(gha/人)であり、EFが生物生産力を20%強も上回る状態となっている(表2)。さらに、化石燃料の使用によるEFに特に着目し、1961年から2003年の間に9倍以上になったと指摘している。このような状態について、対処を行なわない場合、環境の再生機能が近未来に損なわれる可能性について警鐘を鳴らしている[11]。   http://www.sos2006.jp/houkoku/pdf/summary.pdf 20世紀後半のエネルギー供給と消費は増大したものの、現在も発展途上国で電気が供給されていない人口は16億人以上で、発展途上国人口の35.8%に上る   エネルギー消費をエネルギー源別でみると、全体に占める割合は、石油36%、石炭23%、天然 ガス21%、原子力7%、水力とバイオマスを含む再生可能エネルギーは約13%となっている(2002 年時点)。再生可能なエネルギーの中で、水力とバイオマス以外のエネルギー源(主に太陽光発 電と風力発電)は、全消費量の0.5%に留まっている。   日本のエネルギーに関する課題は、消費増大という背景だけではなく、輸入への依存という問題もある。日本は依然としてエネルギー供給の海外依存度が先進国のなかで最も高い推移にあり、原子力を輸入エネルギーとして含めると、96%のエネルギーを海外から輸入している。   現代社会のエネルギー供給は、枯渇性の地下資源に依存しており、世界のエネルギー消費の約 80%を占めている。そのため、これらのエネルギー資源に関しての枯渇の可能性や、その時期に ついての議論が続いている。ここでは、特に現在文明を支えている「石油」に焦点をあて、21世 紀前半におけるその供給可能性と課題について確認する。   計算上ピークオイルは実際に採掘可能な石油の量により、2026~2047年の間に起きるとしている。上記のやや保守的な予想でも、ピークオイルは21世紀前半に訪れるとされており、世界的な消費増大により、ピークを超えたあとの曲線が急速に低下することがわかる。 石油(現在の消費量で在来型は約40年の埋蔵量が確認されている)のほかに、豊富な埋蔵量が 確認されている石炭(200年分以上の確認埋蔵量)や天然ガス(約60年の確認埋蔵量)を考慮 すると、現代のエネルギー供給の8割以上を占める化石エネルギー(石油・石炭・天然ガス)全体 としては、向こう50年程度の供給確保は、資源的には十分可能であるという見方が多い

消えた150億円

石原知事が先頭に立って進めていた東京五輪招致だが、結果は出せず招致活動費150億円(都税100億円、民間資金50億円)の浪費に終わった。最近のニュースでもPR映像(約10分間)の制作費が約5億円だったというニュースが流れ物議を醸し出している。都は「招致の是非を左右する映像で、支出は適切だった」と説明するが、都幹部や映像の専門家らからも「高すぎる」と批判が出ている。石原知事もその額に文句をいっているようだが、あと祭りで何とも切れ味が悪い。 因みに制作費の内訳は、海外ロケを含む撮影・編集(2億7200万円)▽コンピューター・グラフィックス(CG)制作(8千万円)▽企画・人件費(5400万円)▽エキストラらの出演料(2500万円)▽音楽・ナレーション(1700万円)など。 では、早速5億の作品をご覧頂こう。(制作 電通)   まず、まともな企画が本当にあったのか疑わしい映像。何が言いたいのか解らない。大体あの帯は何なのか?(私は五輪よりゲゲゲの鬼太郎を想像したが・・・) 仮に東京五輪招致が成功したら、約3兆と試算される経済効果からの利益を誰が得るのか?その答えはプロジェクトを仕掛けた電通であることは間違いない。まさに「我田引水」とはこのことである。石原知事は「夢与える五輪に」と言っていたようだが、物事の真相には裏と表があるものだ。ちょっと思慮深い人間なら手放しで賛同することはないだろう。 昨今、日本では企業倫理の荒廃として食品偽装や耐震偽装の問題などが取りざたされ、歴史ある企業が廃業や経営陣の退陣に追い込まれれ事件が頻発しているが、この場合も当てはまるのではないだろうかと思う。税金がこういった形で詐欺的に使われているのに都民はなぜ本気で怒らないのか?検察立件はなぜされないのか?日本には例えばマイケル・ムーアみたいなのはいないか?世の中に正義はあるのか? 余談だが、アメリカでもこういった仕掛けはある。イラクとの戦争なんかはその好例だ。軍需産業が広告代理店(メデイア)を使って国民感情を「戦争支持」へと持っていくことに成功した。当時の副大統領はチェイニーだが、彼は世界最大の石油掘削機の販売会社ハリバートンのCEOでありこの会社の最大の個人株主でもある。当然、ハリバートンは単なる石油掘削機会社じゃない。中身は戦争屋だ。イラク戦争後のイラクの復興支援事業や、アメリカ軍関連の各種サービスも提供していることから、湾岸戦争とイラク戦争で巨額な利益を得た。911の同時テロにも企画から絡んでいたんじゃないかと疑うのは私だけではない。 因みにこちらはリオデジャネイロの映像。明らかに東京のものよりよく出来ている。いくらかけて作ったんだろう・・・。

プロジェクトX 不屈の町工場 走れ魂のバイク

吉村氏の執念に深く感動。仕事に打ち込むってことは人生を真剣に生きることだともう確信。久々に父のことを思いだした。 私の職人気質は棟梁だった父譲り、それに磨きをかけてくれたのが芸大時代の恩師川端先生(日本画家)だと言える。惜しくも2人ともこの世にはいない。働き盛りの50代でこの世を去ったが私は今からが勝負。 プロジェクトX 不屈の町工場 走れ魂のバイク 1/2 プロジェクトX 不屈の町工場 走れ魂のバイク 2/2

Google日本語入力の課題と未来

2009年12月3日、グーグルは突如「Google日本語入力」を公開した。Twitterでも噂に上っている様なので早速インストールしてみた。 Google Japan Blogによるとこうだ。 ************************ Google 日本語入力は桁違いの語彙力を持っています。Web から機械的・自動的に辞書を生成することで、人手ではカバーしきれないような、新語、専門用語、芸能人の名前などを網羅的に収録しています。高い変換精度を実現するために、Web 上の大量のデータから統計的言語モデルを構築し、変換エンジンを構成しています。現在の Web のありのままを反映したインプットメソッドと言えます (この辞書および統計的言語モデルの作成は Google の大規模分散処理システム MapReduce を用いて、数千台規模の計算機クラスタを使って行っています)。さらに、強力なサジェスト機能によりこれらの大量の単語を少ないキー数で入力することが出来ます。 ************************ 私が使ってみた感想だが、得られたのは「なるほど面白い」と「ちょとうっとおしい」という2つである。 例えば、こんな感じで「えんぱ」まで打てばサジェスト機能が働いてこんな感じになる。確かに単語に関しては便利だと思う。 しかしながら、これがこうなった時には正直気が散る訳だ。出てこなくてもいいときに必要ないものが出てくるのは、諸刃の剣というべきだろう。欲を言えば文章の全体を見渡しながら、前文の「しかしながら、」を把握した上でのサジェッションがあれば「コレガ」とかはないだろうと思う。2chやってるわけではないのだ。 しかしながら、こういった問題も次第に解決され、誰でも完璧な文書がかけるようになる日が来ると思う。いや~Googleすごいよホントに・・・。他のソフト業界関係者はなるべき早めにソフトの開発と有償販売というビジネスモデルから足を洗ったほうがいいといってもいいかもしれない。もうGoogleつまり高品質+無料には勝てない。勝つためにはWebという土俵を根底から覆すようなインフラを編み出すとか、Googleが原則できない無料広告モデルで戦うしかないんじゃないだろうか・・・?以前居のブログにも書いたが、早晩デジタルものは殆どが無料になる日が来る。つまり、ソフトウェアベンダーは自社商品を無料にしても尚稼ぐことができるビジネスモデルを早急に構築する必要に迫られている。 例えばJUST SYSTEM。これでATOKで食っていけるという希望は持てなくなっただろうと思う。他の商品群も含め、JUST SYSTEMがやらなければならないのは、30日トライアルでも、月額利用料によるサービス提供でもないと思う。時流を読んだビジネスモデルの再構築が求められている訳だ。過去の栄光を自己否定して行かなければ存続の危機に立たされると思う。因みにこの記事はWindows Live Write(無料)を使って書いている。JUST SYSTEMにもxfy Blog Editorという類似商品があるが、こちらは買取で約2万円、月額300円と安いがそれでも有償だ。果たしてこれで儲かるのか疑問でもある。 勿論、Googleが未来永劫にわたって存在するとは考えられない。Googleにも対応出来ないような事態がおきて命運尽きる日が来るのだろうが、今のところその要因については想像できない。もしかしたら2012年か? 最後に、これは持論なのだが、AI(人工頭脳)が発達すると、コンピューターがもっと能動的に仕事をやってくれるようになる。 例えば、ブログを書く際にも話題のキーワードから内容をサジェッションしてくれたり、文書そのものを書いてくれたり、投稿先を選択して自動的に投稿してくれたり、SEOやTwitterをしてくれたり。更に、コメントに対する返事なんかもコンピューターが書いてくれるだろう。つまり「分析」や「判断」さえもWebの膨大なデータを基にやってくれる訳だ。SearchにしてもAdwordsにしてもメカニズムとしてその萌芽が既に見て取れる。 政治問題について延々とグループ・チャットしていたら実はその内の賢そうな数人はコンピューターだったなんてことが起こりうる日も近い。我々は既にそういった時代に片足を突っ込んでいると思う今日この頃である。

プロジェクトを成功させる為の4つの力

いきなりの質問で申し訳御座いません。ITプロジェクトの成功確率はどれぐらいだと思われますか?答えは文中に御座います。 A. 65~80% B. 35~60% C. 15~30% 今回は改めてプロジェクトマネージメントについて考えてみることにしました。5~10年前まではWebサイトと言ったらHTMLで書かれた会社案内のようなものが多く、技術的な難易度も高くは無かったのですが、ここ数年の開発案件はそれなりに複雑なものが多く高度な技術が要求されるようになっています。皆様が普段ご覧になっておられる有名サイト例えば、Yahoo, Google, ebay , Amazonや各業界のトップブランドと言われるような企業のサイトは幾度ものリニューアルを経て本当に素晴らしくなってきました。 様々なものが進化を遂げておりプロジェクトを発注する側も受注する側もギアチェンジ(意識変革)する必要性を強く感じます。 仮に御社がサイトリニューアルされる際もそういったレベルの高いサイトをご参考になさると思います。当然のことながら開発の難易度や開発期間、投入予算も大きくなってこざるをえません。従来のように小規模プロジェクトであれば業者任せでなんとかなった部分があるかもしれませんが、今後はより高度なプロジェクトマネージメントが必要になってくるとお考え下さい。そこで、今回のニュースレターでは「プロジェクトを成功させる為の4つの力」と題し、開発プロジェクトを成功させる要点をご紹介したいと思います。 まず開発プロジェクトは単純に2つに分けることが出来ます。 1.成功プロジェクト 2.失敗プロジェクト このいずれかです。1-2間のグレーゾーン、途中で止まている、焦げ付いている、泥沼化しているプロジェクトは「失敗」とお考ください。 さて、最初の質問にある、成功と失敗それぞれの確率は何パーセントぐらいだと思いますか?答えはC. 15~30% です。ある調査報告によると、2007から2008年度に稼動したプロジェクトが成功だったのか失敗だったのかについて対象企業8800社問い合わせし、回答を集計したら成功率は 31.1%だったそうです。ちなみに2003年度の調査では 26.7%だったそうです。 又、ある開発ツールベンダーが調査した昨年米国で遂行されたプロジェクト約17万件における成功率は16%だとか・・・。俄に信じ難い数字ですがそれだけプロジェクトを成功させるのはむずかしいと言うことですね。評価方法は、品質、コスト、納期の3点について当初計画を順守できたか否かを基に算出されますので少々ハードルが高いかもしれません。 更に、「企業IT動向調査2006」(社団法人 日本情報システム・ユーザー協会)調査によれば、システムの仕上がりに満足と回答したユーザーは10%前後にすぎないそうです。 この数字をご覧になって「えっ、そんなに低いの?」と思われたのではないでしょうか?私自信も驚いたと同時に「~ってことはうちって優秀なの?」ってちょっと安心しました。正直に告白しますと弊社でも年に1件ぐらいは泥沼化し頓挫するプロジェクトがあります。しかしながら半分以上は品質、コスト、納期の3点をクリアしており、それ以外の案件もさしたる問題もなく納品させていただいております。過去10年200件ぐらいのプロジェクトが対象です。ただし、年々ハードルが高くなっているという実感はしています。 そこで、ここからが本題「プロジェクトを成功させる為の4つの力」です。プロジェクトを成功させるためには、大きく分けると4つの力が必要になります。1つ目は正しいゴールを設定できる「判断力」。2つ目はゴールに至るまでのシナリオを入念に練り上げる「企画力」。3つ目はその企画を実行管理する「技術力」。4つ目は開発途中で起こる問題を円滑におさめていく「人間力」です。以上4つ力を整えることなくプロジェクトを行き当たりばったりで実行していたら、ほぼ確実に失敗します。プロジェクトを成功させるためにはゴールに至るまでの道のりをプロジェクト関係者が明確にイメージして共有し軸をブラさないことが重要なのです。 1.正しいゴールを設定する判断力 なぜこの開発プロジェクトをやるのか?明確な意味や具体的な目標抜きに成功は有り得ません。背景も含め、それらをプロジェクトに関わる全員で共有できるようにします。頭の中で思っている、口頭で伝える事だけではボケて伝わる可能性が大ですので、必ず文章化して確実に伝わるようにしておきましょう。 2.シナリオを練り上げる企画力 ゴールを達成する為に必要な要素を洗い出しましょう。どの手順で何をするべきなのかシュミレーションします。昔と違い現在のシステム開発はスクラッチから始めることは皆無ですから、企画はシステムに詳しい人間を巻き込んで行いましょう。例えばEコマースをやりたいとします。通常市販のEコマースソフトを購入しそれをニーズに合わせてカスタマイズするのが今日の開発手法ですので、まず大枠で何がやりたいかが決まったら、次にやるべきことは必要機能を満たしたソフトを探す事です。ERPでもCRMでもEコマースでも大方の機能は市販ソフトで間にあいますが、問題は玉石混合の中から中長期的な観点でどの製品を採用するかです。丁度いい商品が見つかればプロジェクトはほぼ成功したと言っても良いかもしれません。 さて、自社の要望と市販ソフトの機能に開きがある場合はカスタマイズを行います、どの部分をどうカスタマイズすべきかを検討しプライオリティー付けをし、予算と開発スケジュールを決めていきます。この作業はくどいほどしっかり行う必要が有ります。後々必要になってきますのでなるべく精細なタスクリストを作りましょう。最終チェックリストとして使えるレベルのものが出来れば申し分有りません。あとは、このリストを社内の開発チーム、外注する場合は開発会社に確認してもらい、漏れ落ちや無理がないかを吟味した上で開発に取り掛かります。 3.開発を実行管理する技術力 入念に練られたシナリオとタスクリストを1つずつ押さえていく作業です。直接の開発担当者がその道のベテランである事が理想ですが、実際にはベテランはマネージメントに回っていることが多いものです。又、小規模プロジェクトでは専任者がつかないケースもあるので、タスクリストとスケジュールを見ながら進捗をしっかりマネージしていく管理能力が必要になります。又、コンテンツを揃える等発注側がやらなければならない作業も多くありますので、その作業時間も確保し、スケジュールにしたがって責任を全うするように心がけましょう。上司や本社の決裁を仰ぐ必要がある場合はあらかじめ余裕を持ったスケジュール組みをしておく必要があります。 社内開発する場合はその担当者又はチームがそのプロジェクトをこなせるだけの経験と技術力があるのか見極めましょう。そしてエンジニアを遊ばせないようスケジュールをしっかりと組みます。 開発作業は一旦エンジンをかけアクセルを踏んだらなるべくブレーキをかけずに最後まで一気に走りぬくのが効率的に仕上げるコツです。走ったり止まったりではうまくいくプロジェクトもうまくいかなくなってきます。 4.問題対処できる人間力 プロジェクトを進めていく過程で必ずと言って良いほど想定外の問題が浮き上がってきます。小さな問題であれば現場の努力で消し込む事ができますが、大きな問題であれば発注側と受注側の話し合いが必要になります。話し合いはあくまでも対等な立場で進めなければなりません。「問題」というものは双方が「うちの責任じゃない」と思うから顕在化してくるものです。つまり問題の原因は双方にあるものです。それを理解せず、又、相手の立場に立つことなく一方的に自分の主張をすると、鏡の法則如く相手もそうしてきます。そうなる前に理解を得られるような妥協案を出すようにしましょう。プロジェクト成功の為ならどっちが正しいかはこの際どうでもいいと割り切れるぐらいの感覚が必要です。因みに殆どの問題はちょっとした配慮やお金で解決できますから少々無理を聞いてやれるだけの余裕も最初から確保しておきましょう。弊社が外注先へ作業依頼する場合も、プロジェクトの難易度に応じて発注額の25~50%は追加予算として確保しています。もちろんそれを使わないように節目毎に労いや感謝の言葉をかけることによって相手の協力を得るようにしています。 開発チームとはいい関係を作れるようにしましょう。 以上が「プロジェクトを成功させる為の4つの力」です。1~3番は当然だと言えますが、案外見落としがちなのが4番目の「人間力」。簡単なプロジェクトもこれが欠けていると問題に繋がり、難しいプロジェクトでも人間力が高ければ成功させることができたりします。やはりシステムは発注側と受注側の人間が協力して作るものですね。 ご意見ご感想はLotus 城(jo@lotusws.com)までお寄せ下さい。 弊社は制作や開発をする会社ですが、その部分に手をつけないお客様側に立ったプロジェクトマネージメントサービスを提供しております。ご関心おありの方はお気軽にお問い合わせ下さい。

米国大手企業とTwitterの巻

********** はじめに ********** 「社長の知らないWEBの話」はWebの世界で何が起こっているかを会社経営者、起業家の方々に向けニューヨークから発信しております。 このブログを読むと、世の中、特にWebで起こっていることが良く解り、英文に翻訳をつけていますので英語の勉強になります。又、Webをどのようにビジネスに活用するかについて経営上の知恵についても相談できる仕組みを設けていこうと考えております。 気が付いたら世の中は凄いスピードで変化するようになりました。今更聞けないカタカナ文字も多いし、グローバリゼーションと言っても片言英語すら出来ない。SNSって何だ?Web/ITの重要さを会議で説くものの具体的な方針はなかなか出せませんよね。でも、ご安心ください。「社長の知らないWEBの話」を真面目に読めば、Webに明るくなります。 登場人物 【鳩山社長】— 50歳。中堅商社の2代目社長。事業の将来性に頭を痛める日々。 【山崎部長】— 40歳。米国留学経験のある事業部長。海外販路を模索中。 【城Web担当】— 30歳。最近入社した新人。Web/ITを担当し業務改革に奮闘中。 ********** 本 文 ********** 【山崎部長】 おはようございます。社長!今日のNew York Times読みました?この記事です。 ——————————————- “It’s one of the greatest emerging communication channels out there,” said Greg Ahearn, senior vice president of marketing and e-commerce for Toys “R” Us. “This is a way people can stay connected with…

「無料」をビジネスに取り入れる

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略  クリス・アンダーソン (著) という本がある。私はまだ読んでいないが、 Amazonの内容紹介はこうだ。 「世界的ベストセラー『ロングテール』の著者が描く21世紀の経済モデル」 「〈フリーミアム〉という新しいビジネスモデルを提唱し、ビット世界の無料経済に正面から取り組んだニューヨーク・タイムズ・ベストセラー」 なぜ、一番人気のあるコンテンツを有料にしてはいけないのか? なぜ、ビット経済では95パーセントをタダにしてもビジネスが可能なのか? あなたがどの業界にいようとも、〈無料〉との競争が待っている。 それは可能性の問題ではなく、時間の問題だ。 そのときあなたは、創造的にも破壊的にもなり得る このフリーという過激な価格を味方につけることができるだろうか? ●無料のルール 1.デジタルのものは、遅かれ早かれ無料になる 2.アトムも無料になりたがるが、力強い足取りではない 3.フリーは止まらない 4.フリーからもお金儲けはできる 5.市場を再評価する 6.ゼロにする 7.遅かれ早かれフリーと競いあうことになる 8.ムダを受け入れよう 9.フリーは別のものの価値を高める 10.稀少なものではなく、潤沢なものを管理しよう ワイアード誌編集長が放つ最新作。 世界25か国で刊行! 特に赤文字の部分「無料との競争」について経営者は考え、何らかの施策を用意しないといけないと思う。そしてそれは様々な分野で既に起こっていることは周りを見回せば容易に理解できる。Googleは検索という便利なツールを無料で提供し、検索連動広告で莫大な利益を上げている。当初は検索でどうやって金を儲けるのか誰にも想像できなかった。新市場を作るブレークスルーが起こったのだ。恐らくこのやり方を多くのベンチャーが導入していくだろうと思う。 この秋ソフト業界ではWindows7の調子がいいが、このパッケージソフト販売のビジネスモデルも先が見えてきている、恐らく10~20年後はOSやソフトに金を払わなくなっているだろうと思う。そういった世界でエンジニアは何を飯の種にすればいいのか、これは人事ではない。Googleが全部タダで揃えてくれる日はもう間近だと感じる。 さて、価格戦略で無料はやはり強い。言うならば、フロントエンドの商品として、又、顧客へのリスクリバーサルとして「無料」はビジネスモデルに組み込むべきものだと思う。では、何を無料にしどこで収益をあげるのか? 弊社の場合であれば、「無料コンサルティング」「無料ホームページ作成」「無料ドメインネーム」「無料ホスティング」「無料SEO」等色々と考えられるし、そういったものは既に市場に出回っている。 実際弊社でもこちらのサービスではそういったオファーを提供している。http://cmswd.com/ 究極にはこういったサービス全部を「無料」にしなければならない日が来るのであろうか?最終的に何が有料として残るのかは興味深いテーマである。