このアーカイブは ‘経営・ビジネス’ のカテゴリーです。

志と情熱

売れないのは、あなたに情熱がないからだ。 日本人はマーケティングの根幹をなす「スピリッツ(精神性)」をもう一度思い起こすべきだ。 モノを作る人、そしてモノを売る人のすべてに志<こころざし>を持っていただきたい。

「死ぬときに後悔すること25」

死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた ほとんどの人は死を前にすると後悔するという――では、人生の最期を前に、どのようなことに後悔するのか。本書は、終末期医療の専門家である著者が、千人を越す患者たちの吐露した「やり残したこと」を25に集約して紹介。「健康を大切にしなかったこと」「他人にやさしくしなかったこと」「故郷に帰らなかったこと」「会いたい人に会っておかなかったこと」など、儚くも、切ない思いが行間から滲み出てくるようで胸が締め付けられる。例外なく、死はすべての人に訪れる。だからこそ、1人でも多くの人に後悔の少ない人生を送ってほしい。心の苦痛を訴える末期患者と、正面から向き合ってきた著者が綴った切実なメッセージが心に響く1冊である。 1 .健康を大切にしなかったこと 2 .たばこを止めなかったこと 3 .生前の意思を示さなかったこと 5 .自分のやりたいことをやらなかったこと 6 .夢をかなえられなかったこと    7 .悪事に手を染めたこと  8 .感情に振り回された一生を過ごしたこと 9 .他人に優しくしなかったこと  10.自分が一番と信じて疑わなかったこと 11.遺産をどうするかを決めなかったこと    14.美味しいものを食べておかなかったこと 15.仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと 16.行きたい場所に旅行しなかったこと 17.会いたい人に会っておかなかったこと   18.記憶に残る恋愛をしなかったこと   19.結婚をしなかったこと   22.自分の生きた証を残さなかったこと 25.愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと

できるやんか!

この週末は中井政嗣氏の「できるやんか!」を読ませていただいた。丁稚奉公から身を起こし、いまや全国にお好み焼きチェーン店を展開する「千房」の中井政嗣社長はいかにして今日の地位を築いたのか。 この本は先日退職した従業員からもらったものだが、これがまた滅多にないようないい内容で感動し一気に読破させられた。実は中井社長は私と同郷で奈良の出身、家もそれほど離れていない。年齢は丁度(生きていれば)私の父と同じ、そして、私も学生時代はお好み焼き屋で深夜バイト(夜の10時~深夜2時まで)していた関係もあって内容がリアルに伝わってくる。特に客のクレームとかヤクザとか・・・さすがに深夜にまともな客はあまり来なかったような気がする。そんなわけで当時は給料日以外は「こんなバイト今日でやめたる」と後ろ向きな気持ちで毎日仕事をしていたのである。更に逃げるに逃げられない経営者の心情も解るし、子供3人と言うのも私と同じだ。そういうわけで親近感をもって読ませていただいた。舞台のミナミも学生時代はよく遊びに行ったものだ。すれ違っていたことがあっても不思議ではない。 ここではその内容にはふれないが、私が考えさせられたのはここアメリカと日本の違いだ。かなりの独断と誤解を承知で言うと、「アメリカ企業は知識で経営し、日本企業は知恵で経営している」と言えそうだ。勿論、すべてがそうではないが、この本に登場する人達からはそれが伝わってくる。ここでいう知恵とは大阪商人が何百年かけて熟成させてきたものだ。そのなかにいわゆる大阪風の泥臭い人情も含まれる。 アメリカという若い国には最先端の知識が集まっているが、それがまだ熟成されていないのかもしれない。だからこそいやおうなしに知識と論理的な手法を駆使した経営になりがちなんだと思う。まあ、こういうアメリカ式の経営手法を日本に持ち込んでもそのままでは上手くいかないような気がした。いや日本だけじゃないアメリカのなかでも上手くいかない感じがする。アメリカの家庭や社会が日本より深刻な問題を抱えているということを考えるとそのへんはお察し頂けると思う。 いずれにせよ、完熟した人間性と経営哲学をもつ中井社長には魂のレベルで見習う事が多い。日本の経営者はアメリカ流の合理主義や目先の損得に走る事無く日本人が培ってきた商いに対し誇りを持ち厳しい経営環境の中にあっても大切なものを見失わないでもらいたいと願う。

なぜあなたの会社から買わなければいけないのですか?

「なぜあなたの会社からなぜ買わなければいけないのですか?」 とお客様に質問をされたときに、明確な答えを持っているでしょうか? これが明確になると お客様への最高のリスペクトが示せる これが独自性になり、差別化が明確になり、競争力が上がる という企業にとって大切なことが手に入ります。 あなたの会社は、お客様があなたの会社から商品を買う理由を明確にしていますか?

すべての願望は自然に叶う

迷ったときは運命を信じなさい あなたに起こる すべての出来事には、意味や目的があると 思いなさい。 ディーパック・チョプラ

外から見た近代文明

サモアの先住民の酋長が白人世界を批評した本「パパラギ」 「パパラギ」というのは、彼らの言葉で「空を破ってきた人」と言う意味で、宣教師を指します。宣教師は良かれと思ってサモアに近代文明を持ち込んだのですが、酋長は彼らが説く文明の問題点を鋭く指摘していて、それが非常に面白いのです。 酋長によると、宣教師が来る前は、時間はとても穏やかに流れていたといいます。所有という概念もないから、例えば海辺のヤシの木はみんなのヤシの木でした。おなかが空いたとき、食べたい人が食べればよかったのです。ところが、宣教師はすべてに「これは誰の所有物なのか」と聞きたがる。 「誰それの木」と決めてしまったら、いくらヤシのきがたわわに実をつけても、所有者以外はおなかが空いていても食べられなくなっしまいます。確かにそういう視点から見れば、何でも所有者を決める事の滑稽さがわかってきます。 私たちは物質社会や資本主義社会の中で生き、この文明はいいものだと信じきり、みじんも疑っていません。ちょうどサモアに文明を押し付けた宣教師のように、この価値観からなかなか抜けられないのです。 けれど、もし私たちの社会が本当に幸せなのだとしたら、これほど多くの自殺者が出るでしょうか。自殺者は近年どんどん増えていて、いまでは年三万人を超えています。 昔よりかくだんに裕福になったのに、自分の命を絶ってしまうくらい未来や夢を感じられない人が多いのは、いったいなぜでしょう。私たちは自ら、その理由を考えていくことが必要なのです。 イーグルに訊け インディアンに学ぶ人生哲学 天外 伺朗 より抜粋 考えるのではなく、感じる事が大切 他人の子は自分の子どもと同じ バカになる時間の大切さ 自己啓発セミナーがはやる理由 知識は知恵には勝てない 個人の成長によって社会は進化する 私たちはどこに向かっているのか 物がたくさんなければ暮らしていけないのは心が貧しいからだ

どん底からの成功法則

私の趣味は読書です。毎日2~3時間、週に1~2冊ぐらいのペースですのでそれほど数を読むタイプではありませんが、そんな私が近頃重宝しているサービスにアマゾンの「なか見!検索」があります。本のエッセンスは全体分量の2割程度のもので、大体は同じ内容の繰り返しや文章の修飾にスペースを割いています。おそらく本を書く側にしてみれば力をいれるのは、タイトル、サブタイトル、目次、そして最初の約10ページ程だと思います。ということで、アマゾンの「なか見!検索」はこの部分をカバーしているので、タダでエッセンスを吸収できるのです。 今夜も堀之内 九一郎さんの本3冊「なか見!検索」しました。堀之内さんは修羅場をくぐってこられただけあって、割合スムーズに成功された方々とは違う重みを感じる事ができました。本文が読めない分余計に想像を促しますね。読み流さずに考える事が読書の醍醐味だと思います。海外ではやはり日本語の本は割高なので$100㌦得した気にもなります。  どん底からの成功法則 堀之内 九一郎 (著) ホームレスだった私が 年商百二億の社長になれたのだから、 あなたももっと 大きな夢をもっていいのです。 目次からの抜粋 五年前にあなたは何をしていたか?その答えが「いま」である 成功者は儲けたお金の「使い方」を知っている 相手をいい気持ちにしつつ、値切らないで値切ってしまうこの秘策 「私の元手は十八万円」と思えば、全てを失うことも怖くない 偉大な実績はすべて、猛スピードだったからこそ成し遂げられた 成功を生むのは、これまでの失敗や「うまくいかなかった」という経験 肉体労働ができない人に頭脳労働はできない 運の強さは「何がしたいのか」「目標の明確さ」に比例する 「公園の砂場で作った川を思い出してみろ。水がちゃんと流れたか?」 求める人には必ず、絶妙なタイミングでベストな師匠が現れる 人のホンネを見抜くには、まず自分が裸になれ どんなスキルやプランも、思いや信念にはかなわない 心底楽しいと、運は自然についてくる 人生で成功するのは「頭のいい人」ではなく「楽しい人」 計算して得られる答えはしょせん「勘」に勝てない その仕事、「無条件」に楽しいと言えますか?   一生お金に困らない 金儲けの王道  堀之内 九一郎 (著) 目次からの抜粋 金儲けばかり考えているやつにホンモノの成功者はいない。なぜか! 1年後に手に入れたいものは今日「発注」せよ 金持ちは「時間の買い方」を知っている 1日4回ラストスパートを 稼ぐ人は「社長思考」 投資したくなる人、ダメな人の分岐点 迅速な仕事の裏側には周到な準備がある あえて「売れるもの」ではなく「売れないもの」から発想する 訪問しても「営業」は一切するな 営業の秘訣は、まず「断られない」ことにある 利害でつながった関係は「人脈」ではない 誠実さは人を引き寄せる イヤな人こそ食事に誘え 欠点の多い人ほど大儲けのチャンスを持っている 本当のプライドとは「あきらめない心」である 最後に勝つ謝り方、負ける謝り方 トラブルが多い人は自分で種をまいている 気配りは「打算」ではなく「習慣」である お金をかけなくても良い接待はできる 貯金体質に変わる「擬似刑務所暮らし」のすすめ 「来年こそ!」と思う人は永遠に金持ちになれない 「遊び感覚で仕事する」本当の意味…

プロとアマの違い

何の世界でもそうだと思うんですが、Web制作の世界でもプロとアマがいます。両者は似て非なるものというのが大方の見解ではないかと思います。勿論、制作業界に就職しておりそれで食っているからプロなんだよという考えもあると思います。でもサラリーマンってそもそもプロではないという考えも出来るかなと思います。仮に高額でヘッドハンティングされるような人はなんらかの卓越したものを持っているからその世界でのプロと呼べるかもしれませんね。高額を払ってアマを引き抜くってことは基本的にはないでしょうから、やる以上は他社から高額で引き抜かれるような人間を目指したいものですね。 さて、「プロとアマの違い」について興味深い記事を見つけました。異色のプロ棋士、瀬川晶司さんの対談記事です。 これは部分的な抜粋ですが、面白い事をおっしゃってますね。 *********************** 18歳で一級になってからはなかなか勝ち上がれなくなりました。やっぱり「級」まではまだアマチュアの延長の将棋でなんとかなるんですが、「段」に近くなってくるとプロ筋の将棋が求められてくるんです。  プロ筋の将棋とは簡単に言うと、自分の指したいように指すだけじゃなくて、相手のやりたいことをいかにさせないかという将棋です。つまり今までは指したいように指していたのが、それよりも、負けにくい手とか、負けない手というのを中心に考えざるをえなくなるんです。指したい手を指さないで、自分を殺して、相手の手も殺すような……自分が勝つ将棋よりも、相手に勝たせない将棋にシフトしていったんです。 *********************** http://www.jinzai-bank.net/edit/info.cfm/tm/099/ 更に興味深いのは奨励会という制度です。制度自体が面白いということではなくて、その奨励会という存在が瀬川棋士から何を奪って何を与えたのかです。瀬川棋士は奨励会という制度があるために挫折を味わい、挫折を味わったお陰で本質に目覚め、棋士としての生命を得たわけです。そしてその制度に立ち向かって自分の人生を切り開いてきた。人生の妙味がありますね。 瀬川棋士にとって奨励会という存在は何を意味するのか?程度の差はあるにせよ、おそらく皆さんのなかにもこういう壁ってあるんじゃないでしょうか?現象や存在自体は中立的なもので善でも悪でもなく、それをどう捉え活用できるかが明暗を分けるのかな・・・? 因みに、将棋の世界では確か1万局指してやっと初段だとか・・・。制作の世界でも1万ページ作ったら初段というふうに捉えても良いかもしれません。

やめることは究極の成功法則か?

かの松下幸之助は「成功の秘訣は成功するまで続ける事」と言った。これは私の最も好きな言葉の一つであり、そういうつもりで日々頑張っている。 いわゆる成功哲学の本にはこの手の格言が多い、成功哲学愛好家?なら諦めずに粘り抜く事に重点を置く人も多いはずだ。しかしながら私はやめる事も時には大切だと思う気がするようになってきた。 経営には判断が付き物であるが、厄介な事に物事には相反する2つの側面があり、それが判断を難しいものにしている。つまり物事には物理的、科学的な側面と同時に、精神的あるいはスピリチュアルな面がある。言葉を変えれば唯物論的側面と唯心論的側面と呼んでもいいかもしれない。例えば目の前の問題を運命や前世のカルマなんかとごっちゃ混ぜにされるとまともな判断は出来なくなる。スピリチャルな価値観と試練や忍耐は非常に相性がいいので使い方を誤ると厄介だ。論理的な判断が出来なくなる恐れがある。 何かを始めるというのも経営判断であれば、何かをやめるのも重要な経営判断である。経営だけでなく、それが雇用関係であったり、見込み客への営業であったり、株の売買や次世代メデイアの規格争いだったり、はたまたイラク戦争だったりする。勝つ見込みが薄く、試練に耐える以外に良い方法がないなら早いうちに「やめる」と決めた方がいいもしれない。「やめる」ということは別の見込みがあるものに力を注ぐと言う事であり成功への大きなステップだ。 事業の場合だと例えば新聞業界など既に斜陽化が始まっている産業にどれだけ明るい未来を見ることが出来るであろうか?あきらめずにやれば状況は好転し発行部数は伸びるのか?もしかしたら奇跡が起こるかもしれないがどうやらその確率よりも倒産の確率の方が大きそうだ。新聞業界だけでなく自分自身の事業(我々の場合はWeb制作)に明るい未来はあるだろうか?このまま頑張り通せばもっと良くなるのだろうか?この辺りは冷静に吟味した方がいいかも知れない。変化の早い昨今に於いてはかなりの業種でそういった存在自体の危機があるのではないだろうか?百貨店業界もそういったヤバイ領域に入っているかもしれない。やめるタイミングを間違うと大きな損失に繋がる。これはプロジェクト単位でもいえることだと思う。泥沼プロジェクトはなるべく早めに切り上げた方がいい。会社に会わない人間はなるべく早く辞めてもらった方がいい。 GEのジャック・ウェルチは「業界のナンバーワンかナンバーツーになれなければ撤退する」という伝説を残し事業を立て直した。アメリカでは気の利いた企業は北米ナンバーワンなんか目指さない。目指すのは世界一だ。そこが強さの秘密かもしれない。 「長い目で見て大きな可能性があるなら、今のつらさに耐えかねて、ここであきらめてしまってはいけない」ただし、いつどのような状況になったらあきらめるべきかはあらかじめ紙に書いておこう。

四十而不惑

ここ数年ず~っと考えている事があります。それは何かというと「事業の目的」です。これって実は簡単なようで定めるのは難しいなと感じています。何の為にビジネスをしているのか?そりゃ生活のためでしょと言うのはある意味素直で簡単なことかもしれません、場合によっては高邁な理想を掲げる事もあるでしょう。いずれにせよ「よし、これだっ!」て掲げるのはある意味すぐにできることなのですが、「本当にそうなのか」という自問自答を繰り返し迷いがなくなるまでには何年もかかるものなんだと思います。 論語にこうあります。 「子曰、吾十有五而志乎學、三十而立、四十而不惑、五十而知天命、六十而耳順、七十而從心所欲、不踰矩」 十五で勉強に目覚めて、 三十で自分が置かれた場所で、やってゆくべきことを認識して、腹をくくって歩み始め 四十になって迷うことなく、 五十になって自分の天命が何であったかを知る。 六十になってやっと人の言うことを素直に聞くことが出来るようになった。 そして七十になってやっと自分の思うことを道をはずさないように振舞うようになれた。  あの孔子でさえ40歳になるまでは迷いに迷いまくったと逆読みできるわけですから、凡人の我々がそうそう簡単に人生や事業の目的を定める事ができるとは思いません。ようやく定まりかかった事業の目的を発表させていただきます。 企業理念(事業目的) 1.従業員をはじめ関係する人々の幸福を追求する。 2.顧客価値の創造を通じて社会の発展に貢献する。 表現方法は様々に考えられますが、帰結するのはやはりこの2点かなと思います。その背景にあるのは次のような想いです。 人は何の為に生きるのか?何のために働くのか?今日何をすべきなのか?という自問自答。 人生は出会いの場である、そしてその最終目的は「愛なる人格の完成」であると思う。 職場(仕事)とは個人と社会との接点であり、自己研鑽と利他業の実践道場である。 価値あるものには実のところ形がない。形がない故に不変であり、そこに価値が生ずる。 LOTUSでは事業を通じてヒト、モノ、カネを創っていくことになる。 1.ヒト—-人間創造、仕事を通じて出会いを作り人間を創る。 2.モノ—-価値創造、モノ作りを通じてお客様と社会に価値をもたらす。 3.カネ—-利益創造、経営を通じて利益を創り、個人と社会の幸福を追求する。 1番のヒトについて。人材の育成は事業の本質であるべきです。「焼かれ叩かれ名刀は生まれる」とも言われるように人材育成には快適な環境よりもむしろ厳しさが必要になります。厳しさは人を生かしもすれば殺しもするものですが、本物になるにはこの厳しさに対する忍耐が不可欠で、面白おかしく生きて人格者になった人は古今東西いないはずです。Lotusでは人生に対する価値観がしっかりした人のみ正社員採用し、そういった意識のレベルの高い人たちとビジネスを創っていこうと考えています。そもそも根性がなく考えが中途半端な人がLotusに入ってもやっていけないと思います。 2番のモノ(Web関連サービス)についてですが、この業務は人類の歴史上にあって大きな進歩をもたらしています。コンピューターやWebのない世界を考えられるでしょうか?Webは多くの人々にとって既に必要不可欠なものであり、それを創り出していく我々は社会に大きな貢献をしていると考えてもおかしくはありません。新3Kと言われる厳しい業界ですが、Web制作に熱意と誇り、そして社会的使命を感じて仕事に取り組みます。 3番のカネについてですが、これは精神論と違い具体的な結果、数字の世界です。世の中に自己満足の人は多くいます。誰もが「努力している」と思い込んでいますが、私自身も含め実際にはそうではありません。だからこそ結果が出せず、不運や貧乏に愚痴っている訳です。上述の1番と2番がしっかりとしていればこの3番目は結果としてついてこないと話になりませんし、あるときはこの結果を数値目標として努力する必要があります。数字は誤魔化しがききません。故に、我々は出来るだけいい仕事をし、その評価として多くを稼ぎ、精神的にも物質的にも満たされる事を目指しています。自分が満たされてこそ他人にも与える事が自然と出来るようになると思います。

”志”で考えが変わる!行動が変わる!人生が変わる!

”志”で考えが変わる!行動が変わる!人生が変わる! LOTUSという会社を興して今年で9年目になります。多くの方々のご支援を得ここまでやってくる事ができました。まだまだ先、これから10年、20年とWeb業界の存在目的みたいなものを模索しながら制作を続ける事に生涯を費やすことになるのだと思います。では、次の10年も今と同じように事業を展開するのかというとそうでもありません。現在の延長線上に明るい未来があるのかといえばそうではないような気がします。 さて、現状を打破するためにも先ず行うべき事は、私自身が”志”を立て直す事だと感じています。このまま街のWEB屋でも悪くはありませんが、ここはやはり世界一を目指すとか中途半端ではない立派な目標を掲げたいですね。「お前には絶対に無理だ」と一笑に付されるような大きな目標を持つ事ではじめて自分の能力が開花し人生が大きく開けてくると思うんです。成功している人の特徴は「夢が大きい」ところにあると思います。そう考えるといや~自分の夢って何だったけ・・・?って思いますね。なんとなくぬるま湯に浸かっているみたいで良くないな~。 みなさん大きい夢や高い志をお持ちでしょうか?

経営とシステム

企業が中小、中堅、上場と大きくなるには、企業内のシステムができているかどうかによります。このシステムとは、まさに数字です。経理の数字ではなく、経営者が持つべき数字が大切なのです。損益計算書やバランスシートが分からないでは一流の経営者にはなれません。経営者が経理・会計が分かると、企業を運営していくための管理会計的な発想ができるようになります。 哲学だけでは社員は引っ張っていけません。システムが全部揃った上に、哲学がいるのです。私はふだん、経営者の人格、人間性、心ということを説いていますが、それだけではないんです。その心を生かすのは、論理的なシステムが不可欠だということを改めて言っておきます。 稲盛和夫 盛和塾7号 P63

両極端の考え

「矛盾する両極端の考え方を同じ人が持ち、それを正常に機能できる能力が、現代における最高の知性」 稲盛和夫 厳しさと優しさの同居、大胆にして細心であれ。

京都企業発いい言葉

「与えられている時間はどの企業も同じ」 永守重信(日本電産) 「世界一になる!」─こんな目標を掲げて、私が仲間3人と日本電産を設立したのが1973年のことでした。事業の中心に据えたのは、学生時代から研究し続けてきた精密小型モータでした。こうして、4人しかいない日本電産が誕生したのです。 しかし、資金は全くなく、自前の工場すら持つことができませんでした。私たちが持っていたものは、「世界一」に挑戦する気概と気迫、独自の発想と技術力だけでした。物質的には「無」からの出発でしたが、世にない技術や性能を持った製品を創ることができれば必ず道は拓ける、と信じていました。 http://www.nidec.co.jp/corporate/message/index.html    「分野を限定して集中的に攻め込む企業が勝つ」   石田隆一(イシダ) http://www.ishida.co.jp http://www.ishida.co.jp/company/rinen_taikei.php http://www.ishida.co.jp/recruit/know/philosophy/index.html 石田衡機の誕生は明治26年。明治政府からの要請を受けて設立された。ところが昭和34年に尺貫法からメートル法に切り替わり、それまでの概念が覆されるとともに経営危機に陥る。 石田隆一社長は4代目。その翌年に大学を卒業すると社長である父親の右腕として働いた。ある日経営コンサルタントに会社の危機を相談したところ「今すぐ経営改革に乗り出せばまだ何とかなる」と言われた。 その時父親は会社の経営理念について自分も相手も第三者もよくなければならないという「三方良し」と答えた。コンサルタントは「それでは会社がつぶれる」と言ったが父親は「結構です」と答えたという。この「三方良し」が今も会社の基本方針となっている。 さらに試練は続く。祖父と父親が相次いで亡くなり30歳で社長になるも直後にやってきたのはバネ秤から電子秤への技術革新の波だった。大手電気メーカーがこの業界に参入してきたがしかし、イシダはひるまず技術改革を成し遂げ見事生き残ったのだ。経営理念と目標さえしっかりしていれば必ず何とかなる。「盛時におごらず衰時に悲しまず」だと石田社長は話す。   はかりのイシダの名が世界に鳴り響いたのは昭和47年。コンピュータースケールが開発された時だ。これは組み合わせ計量機といい例えばピーマンの袋詰め作業をする際、すべて一定量になるように詰めるには手作業だと膨大な時間がかかる。しかしコンピュータースケールは1000以上 の組み合わせの中から誤差わずか0.5グラムで、しかも1分間に150回というスピードで選別され袋に詰められる。 この機械が海外で出展されると その動きと驚くべき正確さのため「モンスター」と呼ばれ、現在ではこの分野の世界シェア70%を誇っている。 イシダのはかりは欧米やヨーロッパでも絶大な信頼を集めている。石田社長の目指す企業像は最大よりも最良、そして世界に冠たる中小企業。今のイシダはまさにそれを実現している。  http://www.tv-osaka.co.jp/columbus/2001/0908.html       「二宮尊徳のように鍬一本でやらんか、零細企業が働かんかったらなにがあるんだ」 稲盛和夫(京セラ) http://www.kyocera.co.jp/inamori/index.html http://www.kyocera.co.jp/company/philosophy/index.html 1959年、27歳のとき、一介のセラミック技術者であった私は、支援してくださる方々もあり、7人の仲間とともに、京都セラミツク(京セラの前身)を創業した。爾来約40年、京セラを中心とする企業グループの経営に、私は持てる力のすべてを傾注してきた。 私は、経営や人生の局面において、壁に突き当たり、悩みもがき苦しむとき、そのつど人間として何が正しいかという原点に立ち返ってものごとを考え、その原則に従って行動してきた。ところがその日々の集積は、いつの間にか信じられないような成果をもたらしてくれたのである。 集団が機能し、成果を生み出すためには、そのめざすべき方向が明確であり、その方向に集団を構成する全員のベクトルを合わせなければならない。企業であれば、ベクトルを合わせるのは、経営理念や社是と呼ばれる規範である。そして、そのベースには、根幹となる考え方あるいは哲学が存在しなくてはならない。私は、創業間もない頃から、一日一日を懸命に生きる中で学んだものを折に触れまとめて、「京セラフィロソフィ」として、全社員で共有するように努めてきた。 それは、人として生きる上での基本的な考え方、換言すれば「人間として正しいことを正しいままに追求する」ということをベースとしている。 このような「フィロソフィ」は、一見企業経営にとって無縁なものに映るかもしれない。しかし、私は人間のあるべき姿を追求することにより、経営のよって立つべき座標軸も明らかになると信じている。経営というものは、経営者の人格の投影でしかあり得ない。そのため、人間として正しい判断基準を持てば、それは必ず経営の実践の場においても有効に機能するはずである。  http://www.kyocera.co.jp/inamori/management/index.html

「執念」を生み出すもととは?

■「執念」を生み出すもととは? ■ 人が事を成す上で欠かせないものは、執念である。 努力は誰でもする。 その努力が執念と呼べるほどのものになって、事は成る。 その執念を生み出すもとは、仕事に対する愛情である。 偉大な愛情と執念の努力。 この二者が相まって初めて事は成る。 ――総リードより――   ■やる気を起こした人の120の力■ 一人ひとりが100の力を持っているとすれば、 やる気を起こした人は120の力を発揮します。 不当な差別を受けるなどしてやる気をなくした人は 60しか発揮できなくなります。 2倍も違ってくるのですね。 ですから、人をモチベートすることはとても重要で、 そのためにトップは常に公平でなければならないのです。 石田孝(西日本高速道路会長CEO) ――同社の改革を牽引するリーダー――   ■千人の人に聞けば成功する■ 人が感動するような演技をするためには、 人に聞けばいいんです。 八百屋のおじさんでも誰でもいいから、 いろんな人に聞け。 とりあえず千人の人に聞け。 そうしたらおまえは頂点に立てるよ。 城間晃(シロマスポーツクラブ理事長) ――清風中学体操部の全国団体20連覇に貢献――   ■勝利の三原則■ 一人ひとりがレベルアップしていけば、 それに追いつけ追い越せで、互いに競い合いながら、 チームはどんどん強くなっていきます。 まず、仲間に勝つ、自分に勝つ、そして敵に勝つ。 これが三原則ですね。 古沼貞雄(サッカー指導者) ――帝京高校サッカー部を9回の全国制覇――   ■目に見えないところを感ぜよ■ 一番肝心なのは目に見えないところを感ずる能力なんです。 器にいま火がどこまで通っているかといったことを 自分で感じないといけない。 森陶岳(陶芸家) ――全長85mの巨大な登り窯を再現――   ■プロとは軸がブレない人■ 私はプロとは軸がブレない人、 自分の信じた目指すべきものをぶらさずに、 徹底的にこだわって、それを実現に向かって 努力する人間だと思っています。 輿水精一(サントリーブレンダー室チーフブレンダー) ――世界的なコンペティションの最高賞を3年連続受賞――  …